ファンが予想!2022年プロ野球・新人王は誰だ!?

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 スポーツナビで読者投票を実施した「ファンが予想! 2022年新人王は誰だ?」。今回はパ・リーグ編のランキングを発表! 開幕前の時点で、約5000人のファンが新人王と予想するのはどの選手だ!?

※上位はスポーツナビアプリでご覧いただけます

ランキング

順位 選手名 所属/ポジション/年数 得票率
1 隅田 知一郎(22歳) 西武/投手/1年目 23.49%
2 松川 虎生(18歳) ロッテ/捕手/1年目 12.07%
3 安田 悠馬(22歳) 楽天/捕手/1年目 7.44%
4 椋木 蓮(22歳) オリックス/投手/1年目 4.68%
5 風間 球打(18歳) ソフトバンク/投手/1年目 3.88%
6 渡部 遼人(22歳) オリックス/外野手/1年目 3.75%
7 池田 来翔(22歳) ロッテ/内野手/1年目 3.47%
8 廣畑 敦也(24歳) ロッテ/投手/1年目 3.25%
9 スチュワートJr.(22歳) ソフトバンク/投手/4年目 3.20%
10 根本 悠楓(18歳) 日本ハム/投手/2年目 2.99%
10 水野 達稀(21歳) 日本ハム/内野手/1年目 2.99%
12 渡部 健人(23歳) 西武/内野手/2年目 2.46%
13 井上 朋也(19歳) ソフトバンク/内野手/2年目 2.24%
14 今川 優馬(25歳) 日本ハム/外野手/2年目 2.17%
15 中川 颯(23歳) オリックス/投手/2年目 1.89%
16 野口 智哉(22歳) オリックス/内野手/1年目 1.60%
16 正木 智也(22歳) ソフトバンク/外野手/1年目 1.60%
18 達 孝太(17歳) 日本ハム/投手/1年目 1.56%
19 中森 俊介(19歳) ロッテ/投手/2年目 0.92%
20 水上 由伸(23歳) 西武/投手/2年目 0.83%

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ファンが予想「パ・リーグ新人王はこの選手!」

 プロ野球の開幕が近づいてきた。新たなシーズンの幕開けに心躍らせるこの時期、ファンにとって大きな関心事のひとつが、チームにプラスアルファをもたらす若手の存在だろう。昨年はルーキーの当たり年で、宮城大弥(オリックス)、奥川恭伸(ヤクルト)、佐々木朗希(ロッテ)ら高卒2年目の投手の活躍も話題となった。最優秀新人賞(新人王)は両リーグとも例年以上にハイレベルの争いとなり、セ・リーグは広島の栗林良吏、パ・リーグは宮城がその栄えある賞を受賞した。2022年、栗林と宮城に続いて新人王に輝くのはいったい誰か。ファン投票による「新人王予想」、さらに今年プロ入りしたルーキーの「即戦力度ランキング」をお届けする。

西武の隅田が多くの支持を集めて1位に輝いた。昨年のドラフトで4球団が競合した左腕は、大きな期待に応えられるか【写真は共同】

 パ・リーグの新人王は過去4年、いずれもプロ2年目以降の選手が選ばれている。過去6年まで遡っても、純粋なルーキーが受賞したのは2017年の西武・源田壮亮だけだ。

 しかし今年は、近年の傾向を覆してプロ1年目の選手がその名誉にあずかるかもしれない。ファンによる新人王予想では、1位から8位までをルーキーが占める結果となった。トップ10に入った11人(10位が2人)のうち9人が、昨年のドラフトで指名を受けてプロ入りした選手。上位10人のうち1年目の選手が5人、2年目以降の選手が5人だったセ・リーグと比較しても、興味深い結果だ。

 西武・隅田知一郎の1位は順当な結果と言えるかもしれない。昨年のドラフトでは最多の4球団が1位入札。今年のルーキーのいわば目玉であり、全投票の約4分の1にあたる票を集めた。福岡の西日本工業大から西武に入団した左腕に寄せられたのは、「開幕ローテ入りでシーズン10勝」「一つひとつの球の精度が高い」「変化球が多彩」「あの腕の振りのチェンジアップは攻略しづらい」「ストレートの球速はあまりなくても多くの球種を交えることで三振を奪えている。奪三振王と新人王を獲れる」といったコメント。「第二の菊池雄星として期待」というファンの声も聞かれた。

 例年、何人もの選手が即戦力として活躍する大学・社会人出身の新人投手では、隅田のほかにオリックスの椋木蓮とロッテの廣畑敦也がトップ10に入った。「チームのニーズとも合う」という4位の椋木は、スリークォーターから力強いボールを投げる右腕。一方、8位の廣畑には、「とにかくすごい」「完成度が頭ひとつリード」「三振を多く取れそう。勝ちパターンに入れる可能性がある」などの賛辞が届いた。

 隅田、椋木と同じドラフト1位のルーキーでは、ソフトバンクの風間球打が高卒投手で唯一のトップ10入り。ノースアジア大明桜高では3年夏の選手権でインパクトを残し、投票理由にも「甲子園ですごかったから」といったコメントが見られた。ドラフト1位の新人投手では、「高校の時、プロでも通用するくらいすごいピッチングをしていた」という日本ハムの達孝太もランクイン(18位)している。

開幕スタメンも現地味を帯びるロッテの松川が2位。今年、新人王を獲得すれば、高卒1年目のキャッチャーとしては史上初の快挙となる【写真は共同】

 隅田に続く2位、3位に新人捕手が入ったのは大きな注目だろう。市和歌山高からドラフト1位でロッテに入団した松川虎生が2位、愛知大からドラフト2位で楽天入りした安田悠馬が3位にランクされた。

 歴代の新人王でキャッチャーはわずか2人。パ・リーグでは1984年にプロ2年目の阪急(現オリックス)・藤田浩雅が受賞しただけだ。キャッチャーにとって新人王は高いハードルだが、それだけ松川、安田に寄せられる期待が大きいということだろう。

 松川への「パワーと迫力がすごい。1年目から爆発しそう」「広角にしっかりと打てる。リードの信頼感もある」「往年の城島(健司)選手と重なる」「新人とは思えない貫禄で正捕手争いを制し、ロッテの未来を担う選手になってほしい」という称賛からも、安田への「圧倒的なパワーと肩」「1年目から不動の存在になる気がする!」「捕手が課題のイーグルスで一番存在感を発揮しそう」といったファンの声からも期待の大きさがうかがえる。

 プロ1年目の野手では、オリックスの渡部遼人(6位)、ロッテの池田来翔(7位)、日本ハムの水野達稀(10位タイ)も上位10人に食い込んだ。渡部に投票した理由としては、「圧倒的な守備力とミート力」「球団OBのイチローを彷彿とさせるバッティング技術」などがあり、池田には「ホームラン20本で新人王!」、水野には「守備力はすでにレギュラークラスですし、バットコントロールも良い」といったコメントが届いた。

 プロ2年目以降の選手でトップ10に入ったのは2人。「スケールが圧倒的に違う。怪我がなければというのと制球が乱れなければ圧倒できる」という9位のスチュワートJr.(ソフトバンク)は今年が4年目で、NPB入りするまでプロ経験がなく、アメリカ国籍ながら新人王の資格を持つ。「完成度が素晴らしい! ローテを守れれば絶対に二桁勝利いける」「マウンドでの佇まいが2年目らしくない」といった声が聞かれた日本ハムの根本悠楓は、チームメイトの水野と並ぶ10位にランクされた。

(企画構成:YOJI-GEN)

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