東京五輪代表に漂い始めたメダルの予感 「まだまだ強くなる」余白を残して本番へ
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GK 大迫敬介、谷晃生
DF 吉田麻也※、酒井宏樹※、冨安健洋、橋岡大樹
MF 遠藤航※、板倉滉、中山雄太、相馬勇紀、三笘薫、旗手怜央、堂安律、田中碧、久保建英
FW 林大地、前田大然、上田綺世
※はオーバーエイジ
想定外の事態で、絶大な役割を担った吉田麻也
2017年12月、森保一体制下で東京五輪代表チームが活動を開始してから3年半。遠征が終わるたびに「まだ時間はある」と思っていたが、いつの間にか本大会が目前に迫り、あとはメンバー発表と直前の壮行試合を残すのみとなった。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で1年延期となったとはいえ、それまでの記憶がつい最近のことのように思い浮かぶほど、時間の流れを早く感じる。
5月31日からのメンバー発表前、最後の活動はバタバタな2週間となった。6月3日に予定されていたA代表のジャマイカ戦が、相手チームの来日の遅れで中止に。急きょ代役として札幌に飛んで兄貴分の胸を借り、さらに悪天候によるフライトトラブルに見舞われながら中1日で福岡でのU-24ガーナ代表戦。その後は予定通り進んだが、想定外のハードスケジュールを強いられた。
ただ、こんな状況下だからこそ、チームの現状が色濃く浮かび上がったと思っている。何よりA代表を経験している選手、海外でプレーする選手が増えたことで、チームとして何事にも動じなくなった。むしろトラブルが起きたときに、どうすれば次の試合に向けて良い準備ができるかを考えながら行動できるようになった。
そこで大きな役割を担ったのが、オーバーエイジの3人だ。吉田麻也が提案した空港でのミーティングもそのひとつ。百戦錬磨の選手たちが先頭に立ってチームを牽引した。もちろん彼らはピッチ内でも攻守に抜群の存在感を発揮。ともにプレーしたU-24の選手たちから、「頼もしすぎる」という声が出たのも頷ける。
ガーナ戦で驚かされたタフネスぶり
これまでも和気あいあいとはしていたが、いつも同じメンバーで固まり、活発なコミュニケーションがあったとは言いがたかった。しかし今回は、国内組、海外組、オーバーエイジが入り交じり、様々な場面で選手たちが話し合う姿が見られた。たとえば練習後の三笘薫対吉田、酒井宏樹の1対1も、田中碧の提案から始まっている。そういったコミュニケーションが増えたのは間違いなくプラス材料だ。
長くこの世代を引っ張ってきた堂安律は、チーム内の変化についてこう話している。
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