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ザックが語る、W杯と教え子の監督適正
「大きな後悔を抱いている」選手とは?

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日本代表監督時代のザッケローニが大きな信頼を寄せた長谷部については、「すでに監督という職業に就く準備ができている」と、その指導者としての資質を高く評価する
日本代表監督時代のザッケローニが大きな信頼を寄せた長谷部については、「すでに監督という職業に就く準備ができている」と、その指導者としての資質を高く評価する【YOJI-GEN】

「好きな日本代表監督ランキング」で3位、「好きな欧州クラブ監督ランキング」で8位と、今回のアンケート企画でファンからの高い支持を得たのが、元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニだ。サッカーの現場から離れて約2年。かつて“史上最強”とも言われる代表チームを作り上げた名将が、期待されながら惨敗に終わった14年ブラジルW杯を振り返り、さらに当時の教え子たちの「監督としての資質」についても語ってくれた。そして、ある日本人選手に関する思いがけない告白も──。

準決勝まで行けると心から信じていた

──UAEを率いて参加した2019年のアジアカップを最後にサッカーの現場を離れられてから、そろそろ2年が過ぎようとしています。7月には地元紙『イル・レスト・デル・カルリーノ』のインタビューで、「監督業からの引退も考えている」とコメントされていましたが、それは真意ですか?


 サッカーへの情熱、監督という仕事に対する情熱はまったく薄れていないよ。ただ、イタリアのクラブで監督をすることはもうない。これは日本代表監督就任のオファーを受諾した時に決心したことだ。日本行きを決めたのは、他に仕事がなかったからではない。私にとってそれは、人生の選択だった。クラブの会長と議論したり、選手の代理人に介入されたりしながら仕事をするのは、もうたくさんだと思ったんだ。それは10年経った今も変わっていない。


――納得できるプロジェクトを提示されれば、現場復帰もあり得るのでしょうか。監督として、あるいは、例えばテクニカルディレクターとして。


 テクニカルディレクターはいいかもしれないね。若いタレントを発掘し、その価値を高めるという仕事だ。その場合は監督も私が選ぶことになるが、若手の育成にはある種のセンスが必要だ。パッと見でわかるプレーの特徴だけでなく、人間性までを理解した上で指導しなければならないからね。最近の監督たちは、自分の望むサッカーを選手に押し付けようとしがちだが、私は常にその反対であるべきだと考えてきた。つまり監督とは、選手が持ち味を最大限に発揮できるような戦術を用意しなければならないんだ。


――日本ではたくさんの人たちが、あなたがJリーグのクラブの監督として戻ってきてくれないかと期待しています。実現の可能性はありますか。

片野道郎

1962年仙台市生まれ。95年から北イタリア・アレッサンドリア在住。ジャーナリスト・翻訳家として、ピッチ上の出来事にとどまらず、その背後にある社会・経済・文化にまで視野を広げて、カルチョの魅力と奥深さをディープかつ多角的に伝えている。2017年末の『それでも世界はサッカーとともに回り続ける』(河出書房新社)に続き、この6月に新刊『モダンサッカーの教科書』(レナート・バルディとの共著/ソル・メディア)が発売。

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