熾烈を極めるブンデスリーガの残留争い 残り試合カードから今後の行方を占う
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名門シャルケはすでに降格決定
第30節でビーレフェルトに敗れたシャルケは30年ぶりに2部へ降格 【Getty Images】
その降格決定のシャルケを除き、今後も残留争いを強いられそうなのは11位・TSGホッフェンハイム(勝ち点36)、12位・1.FSVマインツ05(勝ち点34)、13位・FCアウクスブルク(勝ち点33)、14位・ヴェルダー・ブレーメン(勝ち点30)、15位・ビーレフェルト(勝ち点30)、16位・1FCケルン(勝ち点29)、17位・ヘルタ・ベルリン(勝ち点26)の7チームになるだろう。
各チームは1節毎にその立場を入れ替えている状況だ。このうち、第31節を終えた時点で6勝8分14敗の17位に低迷するヘルタは新型コロナウイルスのクラスター感染による試合延期で28試合しか消化しておらず、5月初旬から6試合の連戦を残している。ただし、ヘルタはこの6試合のうち4チームが残留争いのライバルとの対戦で、残り2試合はフライブルク(9位)とシャルケとのゲームになる。多くの直接対決があるという意味では自力で浮上できる機会を有しているが、一騎打ちの連戦を何度も強いられることで心身両面のプレッシャーとも向き合わねばならない。
逆に16位のケルンは自らの手で窮地を脱するチャンスを得た。ケルンの残り試合カードは第32節・フライブルク、第33節・ヘルタ、第34節・シャルケの順だ。特にヘルタ戦は大一番になる可能性が高く、このゲームを制せば少なくとも自動降格は避けられるかもしれない。ケルンは第30節のライプツィヒ戦で番狂わせとなる勝利も飾っており、ヘルタ戦以外はホームというアドバンテージもある。
堂安律と奥川雅也の日本人選手ふたりが所属する15位のビーレフェルトは残留争いを強いられているチームの中で最も勢いがあったが、先日の第31節でボルシア・メンヘングラートバッハに完敗したのが気がかり。それでも直近の5試合は2勝2分1敗と、終盤に差し掛かってチーム力が向上している。一時はウーヴェ・ノイハウス監督が解任されてチーム内が揺らいだが、後を引き継いだフランク・クラマー監督がしっかりリカバリーして立て直した。日本のサッカーファンから見ると堂安と奥川が攻撃陣の中軸として評価されている点も好印象だろう。彼らの残り試合カードは第32節・ヘルタ、第33節・ホッフェンハイム、第34節・VfBシュトゥットガルト。こちらもケルンと同じく、自ら”けり”を付けられる状況にある。
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