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山本昌、野球ゲームは「ファミスタ一筋」
94年の沢村賞は“ゲーム”のおかげ?

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プロ通算219勝の大投手・山本昌を虜にした『ファミスタ』シリーズ。その魅力をたっぷりと語ってもらった
プロ通算219勝の大投手・山本昌を虜にした『ファミスタ』シリーズ。その魅力をたっぷりと語ってもらった【写真は共同】

 1986年12月に第1作目が発売されて以来、累計の販売本数は1,500万本を超える野球ゲームの金字塔『ファミスタ』(バンダイナムコ)シリーズ。長い歴史を誇る同シリーズにあって、『プロ野球 ファミリースタジアム'88年度版』(※1988年12月発売)のDチームに「やまもも」としてデビュー以来、現在までにゲーム内に多数登場し、プレーヤーを大いに楽しませてくれたのが、元中日ドラゴンズのエースである山本昌さん(※以下、昌さん)だ。ご自身も現役時代から『ファミスタ』シリーズをこよなく愛し、2018年には同シリーズのオリジナルチームであるナムコスターズの監督にも就任した昌さん。そんな大のゲーム好きでもある昌さんに、『ファミスタ』シリーズの思い出話をたっぷりと語っていただいた。

中日2軍時代からファミコンに夢中

これまで『ファミスタ』シリーズは全部買い続けてきたと話す山本昌。現役時代はルールを決めてゲームで遊んでいたという
これまで『ファミスタ』シリーズは全部買い続けてきたと話す山本昌。現役時代はルールを決めてゲームで遊んでいたという【写真提供:鴫原盛之】

――まずは昌さんとゲームの出会いからお尋ねします。生まれて初めて遊んだゲームは何でしたか?

 中日2軍時代の寮生の頃に遊んだ、任天堂の『ベースボール』が最初です。たしか青い色のカセットでしたね。その前に、ゲームセンターでインベーダーがブームになったことはありましたが、僕は遊んだことがありませんでした。当時は、自分でファミコンを買って、テレビのアンテナ線にケーブルを配線して、寮でみんなとワイワイ遊んで盛り上がった思い出があります。

 

 プロの2軍は練習がとても厳しく、外に遊びに出掛ける時間があまりなかったんです。練習が終わった後に、ほかの寮生たちと『ベースボール』で対戦をしたり、それから『テニス』(任天堂)とかを遊んだりしたのが、僕がゲームをよく遊ぶようになったきっかけです。


――ドラゴンズでもホテルにファミコンなどのゲーム機を持ち込んで遊ぶ選手がいたのでしょうか?


 ええ。僕の場合ですと『ベースボール』のほかに、当時ハマったのは『ゼルダの伝説』(任天堂)や『ドラゴンクエスト』(エニックス/現スクウェア・エニックス)でしたね。『ドラクエ』は復活の呪文を何回も書き間違えて、ガッカリした思い出があります(苦笑)。


――『ファミスタ』シリーズも、当時から遊んでいたのでしょうか?

『ファミスタ』は自分が最初に出たときに、大事に取っておこうと思ってソフトを3本ぐらい自分で買いました。それから毎年買うようになって、今でも倉庫に全部しまってあると思いますよ。


 僕は『ドラクエ』、『ダービースタリオン』(アスキー/ゲームアディクト)、『グランツーリスモ』(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)もハマりましたが、『ファミスタ』シリーズは全部自分で買い続けていました。ひとつのゲームを一度始めたら、ずっと長く遊び続けるんですよ。キャンプ中は、ゲームを持って行くと外に出掛けなくて済みますしね。ただ、遊んだゲームの種類はそんなに多くはなくて、主に遊んだのは『ファミスタ』、『ドラクエ』、『ダビスタ』、『グランツーリスモ』シリーズの4つです。

 

 僕は93年に最多勝(17勝)を、94年には沢村賞を獲りましたが、実はスーパーファミコンで『ダビスタ』をやり込んでいたおかげでもあるんです。ゲームをやり込んでいたから、あまり外に出掛けないし、飲みに行くことがなかったのが良かったと思います(笑)。それから現役の頃は、ゲームは夜の12時になったら遊ぶのをやめて、先発する前日は一切遊ばないという決め事を自分で作っていました。

鴫原盛之

1993年に「月刊ゲーメスト」の攻略ライターとしてデビュー。その後、ゲームセンター店長やメーカー営業などの職を経て、2004年からゲームメディアを中心に活動するフリーライターとなり、近年では文化庁のメディア芸術連携促進事業 連携共同事業などにも参加し、ゲーム産業史のオーラル・ヒストリーの収集・記録も手掛ける。主な著書は「ファミダス ファミコン裏技編」「ゲーム職人第1集」(共にマイクロマガジン社)、共著では「デジタルゲームの教科書」(SBクリエイティブ)「ビジネスを変える『ゲームニクス』」(日経BP)などがある。2014年より日本デジタルゲーム学会ゲームメディアSIG代表を務める。

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