ユーザーが選ぶ!子供の頃にハマった野球ゲームランキング
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スポーツナビで読者投票を実施した「ユーザーが選ぶ!子供の頃にハマった野球ゲームランキング」。今回は40歳以上を対象とした「O-40編」のランキングを発表します!
※1人最大3票まで投票可能
※上位はスポーツナビアプリでご覧いただけます
ランキング
順位 | 作品名 | メーカー/発売年 | 得票率 |
---|---|---|---|
1 | ファミリースタジアム(ファミスタ)シリーズ | ナムコ・バンダイナムコ/1986年 | 76.83% |
2 | 燃えろ!!プロ野球(燃えプロ)シリーズ | ジャレコ/1987年~ | 30.97% |
3 | ベースボール | 任天堂/1983年 | 28.79% |
4 | 実況パワフルプロ野球(パワプロ)シリーズ | コナミ/1994年~ | 26.04% |
5 | ベストプレープロ野球シリーズ | アスキー(現KADOKAWA)/1988年~ | 18.82% |
6 | プロ野球チームをつくろう!(やきゅつく)シリーズ | セガ/1998年~ | 7.85% |
7 | 究極ハリキリスタジアムシリーズ | タイトー/1988年~ | 7.34% |
8 | プロ野球スピリッツ(プロスピ)シリーズ | コナミ/2004年~ | 7.07% |
9 | ワールドスタジアムシリーズ | ナムコ(現バンダイナムコ)/1988年~ | 5.02% |
10 | パワーリーグシリーズ | ハドソン(現コナミ)/1988年~ | 3.35% |
11 | 甲子園シリーズ | 魔法/1989年~ | 2.81% |
12 | エキサイティングベースボール | コナミ/1987年 | 2.39% |
13 | 栄冠は君にシリーズ | アートディンク/1999年~ | 1.60% |
14 | グレイテストナインシリーズ | セガ/1995年~ | 1.06% |
15 | 熱チュー!プロ野球シリーズ | ナムコ・バンダイナムコ/2002年~ | 0.73% |
15 | 実況パワフルメジャーリーグシリーズ | コナミ/2006年~ | 0.73% |
17 | スーパーリアルベースボール | バップ/1988年 | 0.69% |
18 | 劇空間プロ野球1999 | スクウェア(現スクウェア・エニックス)/2000年 | 0.63% |
19 | 白熱プロ野球ガンバリーグシリーズ | エピックソニーレコード(現ソニー・ミュージックレーベルズ)/1991年~ | 0.30% |
20 | 激闘スタジアム!! | テクモ(現コーエーテクモ)/1989年 | 0.27% |
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解説
第1位に選ばれたのは、約77%の圧倒的な得票率を得た、ナムコ(現:バンダイナムコ)の『ファミスタ』こと『ファミリースタジアム』シリーズだ。
1986年にファミリーコンピュータ用ソフトとして最初に発売され、各選手に名前が付いただけでなく、「えがわ」はカーブがびっくりするほどよく曲がり、「おちあい」「ばあす」などホームランの本数が多い選手は打球が飛びやすいなど、選手ごとに異なる能力を持っていたのが当時としては画期的。とりわけ当時の「男の子」であれば、ほとんどの方は本シリーズをプレイした経験があるのではないだろうか?
また、本シリーズでおなじみの超俊足選手「ぴの」は、初代「ファミスタ」のオリジナルチーム、ナムコスターズの代打として登場したのが元祖。投票したみなさんからも、「足の速い『ぴの』が好きだった」という意見がかなり寄せられ、当時から多くのプレーヤーにインパクトを与えていたことがうかがえる。
2位に入ったのは、同じくファミコン用ソフトとして1987年に第1作が発売された、ジャレコの『燃えろ!!プロ野球』シリーズ。本シリーズは「野球中継のように、バックスクリーンからのアングルで楽しかったから」(40代男性)、すなわち『ファミスタ』シリーズとは真逆のゲーム画面でピッチングおよびバッティングができて、「ストライク」「ボール」「バッターアウト」など審判のボイスが流れるリアルさが人気を集める要因に。とりわけ初代『燃えプロ』は、販売本数が100万本を超える大ヒット作となった。
3位には、任天堂の古典的作品『ベースボール』がランクイン。こちらもファミコン用ソフトの野球ゲーム第1号として、1983年に発売された作品だ。選手には名前がなく、打率や変化球のキレ、走力などのデータが一切表示されず、選手ごとに能力差が設定されていないなど、今の目で見ると実にシンプルな内容だった。
だが、「当時は野球ゲームと言えばこれしかなかった」という意見が数多く寄せられたように、ファミコンが発売されたばかりの頃は、自宅で野球ゲームが遊べるだけでも画期的なことだった。そんな当時の子どもたちの夢をかなえた本作も多くの人気を集め、こちらもミリオンセラーとなった。
子どもの頃にファミコンブームが起こり、これを機にゲームに興味を持った人が多い世代ということもあってか、アスキー(現KADOKAWA)の『ベストプレープロ野球』と、タイトーの『究極ハリキリスタジアム』シリーズもトップ10入り。U-40部門で1位に選ばれた、コナミの『パワプロ』こと『実況パワフルプロ野球』シリーズは、O-40では4位に、同じくU-40では2位の『プロ野球スピリッツ』シリーズは、こちらでは8位という結果に。世代間の違いが垣間見える、とても興味深いランキングとなった。
(文:鴫原盛之 企画構成:株式会社スリーライト)