シュトゥットガルトで光り輝く日本の柱 威風堂々、遠藤航がたどり着いた境地
以前とは別人の姿
どんな相手にも一歩も引かない遠藤のプレーには威厳が漂う 【Getty Images】
すでに初冬の寒さが感じられた9月26日、ドイツ・マインツのオペル・アレーナで、ドイツ・ブンデスリーガ1部のVfBシュトゥットガルトに所属する彼のプレーを見た。そのしぐさ、挙動、たたずまいに心底驚いた。これまで観てきた彼とは別人に感じられたからだ。
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多少の有事では動揺しない精神力も、遠藤のパーソナル能力の高さを示す一端だと感じていた。思い起こすのは浦和時代のPK戦だ。当時、浦和の指揮を執っていたミハイロ・ペトロヴィッチ(現・北海道コンサドーレ札幌監督)は、2016シーズンのAFCアジアチャンピオンズリーグ・ラウンド16のFCソウル戦、そして同年のYBCルヴァンカップ決勝・ガンバ大阪戦でのPK戦で、いずれも遠藤をキッカーのひとりに任命している。G大阪戦では最終キッカーの5番手にも抜てきされ、究極の土壇場で平静を保ったままPKを決めていた姿が目に焼き付いている。
確信していた未来
出場機会を得られなかった時期も、自信を客観的に評価できていた遠藤 【Getty Images】
「絶対に、どこかでチャンスがあると思うんですよね。そのタイミングを見極められるか否かで今後の道筋が決まる。そのタイミングを見抜くのも選手の能力のひとつだと思うんです。もし、それを逃したら、シント(シントトロイデン)に戻るしかない(注:当時の遠藤はシントトロイデンからのレンタル移籍の身だった)。ドイツからベルギーへ戻るとなれば、日本へ帰る選択肢も生まれるかもしれませんね。もし、そうなっても、それは自分の実力不足だから仕方がない。いや、でも、長男がシュトゥットガルトの少年団に入団したから、俺のせいでここを離れることになると嫌かな。やっぱりダメですね、ここから去るのは。子どものために頑張ります(笑)」
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