セパの監督・GMを経験した高田繁の視点 「DH制」導入で戦力は上がるのか?
昨今、唱えられる「セもDH制を」の議論に対して、高田は疑問を投げかける 【撮影:スリーライト】
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日本シリーズで不利なのはパ・リーグの方
セ・パ両リーグで監督、GMを歴任した高田(写真左)。自身の経験からチーム作りにおけるセ・パの違いについても話してくれた 【写真は共同】
今はパ・リーグが強いですね。ただ、この話題の問題提起にもなった原(辰徳)監督(巨人)の発言はね、何を言いたかったのか不思議ですよ。日本シリーズで負けたことをDH制のせいにするのなら、それはおかしい。すべての試合をパがDH制、セが9人制で戦ったわけじゃないでしょう。それぞれの本拠地でDH制、9人制と使い分けているんだから、むしろ不利なのはパのほうですよ。普段打席に立ち慣れていないピッチャーは、怖いよね。そのための練習もしなければいけないし。
しかし、セがリーグとしてDH制を採用するか否かという議論になってくると、セのピッチャーたちがどう思うか気になりますね。DH制でピッチャーが打席に立たない分、強打者がもう一人入って、今のように8番、9番と下位打線で息を抜けるところがなくなってくる。さらに力を付つけなければなりませんよ。ただ一方で、DH制で打席に立たなければ、投げることに専念できるという面はある。セの大多数のピッチャーがそれでいいと考えるなら、やってもいいと思いますけれどもね。
――セにDH制を取り入れれば、パと実力が拮抗(きっこう)すると思われますか?
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