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セパの監督・GMを経験した高田繁の視点
「DH制」導入で戦力は上がるのか?

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昨今、唱えられる「セもDH制を」の議論に対して、高田は疑問を投げかける
昨今、唱えられる「セもDH制を」の議論に対して、高田は疑問を投げかける【撮影:スリーライト】

 高田繁は選手としてV9時代の巨人においてレギュラーメンバー。コーチ、二軍監督として巨人、監督として北海道日本ハム、東京ヤクルト、さらに日本ハム、横浜DeNAでゼネラルマネージャー(GM)を務めた。セ・パにまたがり現場、フロントを渡り歩いた高田の目に、パ・リーグの強さ、セ・リーグの現状はどう映るのだろうか? 日本シリーズでパ・リーグの覇者を圧倒し続けたV9時代、ドラフトやFAなど編成の最前線で指揮を執ったGM時代の話を交え、聞いていく。

日本シリーズで不利なのはパ・リーグの方

セ・パ両リーグで監督、GMを歴任した高田(写真左)。自身の経験からチーム作りにおけるセ・パの違いについても話してくれた
セ・パ両リーグで監督、GMを歴任した高田(写真左)。自身の経験からチーム作りにおけるセ・パの違いについても話してくれた【写真は共同】

――まず高田さんは、現在のセ・パに「力の差がある」とお考えですか?


 今はパ・リーグが強いですね。ただ、この話題の問題提起にもなった原(辰徳)監督(巨人)の発言はね、何を言いたかったのか不思議ですよ。日本シリーズで負けたことをDH制のせいにするのなら、それはおかしい。すべての試合をパがDH制、セが9人制で戦ったわけじゃないでしょう。それぞれの本拠地でDH制、9人制と使い分けているんだから、むしろ不利なのはパのほうですよ。普段打席に立ち慣れていないピッチャーは、怖いよね。そのための練習もしなければいけないし。


 しかし、セがリーグとしてDH制を採用するか否かという議論になってくると、セのピッチャーたちがどう思うか気になりますね。DH制でピッチャーが打席に立たない分、強打者がもう一人入って、今のように8番、9番と下位打線で息を抜けるところがなくなってくる。さらに力を付つけなければなりませんよ。ただ一方で、DH制で打席に立たなければ、投げることに専念できるという面はある。セの大多数のピッチャーがそれでいいと考えるなら、やってもいいと思いますけれどもね。


――セにDH制を取り入れれば、パと実力が拮抗(きっこう)すると思われますか?

前田恵

1963年、兵庫県神戸市生まれ。上智大学在学中の85、86年、川崎球場でグラウンドガールを務める。卒業後、ベースボール・マガジン社で野球誌編集記者。91年シーズン限りで退社し、フリーライターに。野球、サッカーなど各種スポーツのほか、旅行、教育、犬関係も執筆。著書に『母たちのプロ野球』(中央公論新社)、『野球酒場』(ベースボール・マガジン社)ほか。編集協力に野村克也著『野村克也からの手紙』(ベースボール・マガジン社)ほか。豪州プロ野球リーグABLの取材歴は20年を超え、昨季よりABL公認でABL Japan公式サイト(http://abl-japan.com)を運営中。

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