欧州チャンピオンズリーグ2019-20
ユベントスに昨季の借りを返せるか
アトレティコのキーマンは覚醒したモラタ

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CLのグループステージ第3節レバークーゼン戦から、ラ・リーガ第13節エスパニョール戦まで、公式戦6試合連続ゴール。覚醒した大型CFモラタが、ユベントス戦のキーマンだ
CLのグループステージ第3節レバークーゼン戦から、ラ・リーガ第13節エスパニョール戦まで、公式戦6試合連続ゴール。覚醒した大型CFモラタが、ユベントス戦のキーマンだ【写真:ロイター/アフロ】

 チャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ第5節、アトレティコ・マドリーは敵地でユベントスと激突する。前節、すでに決勝トーナメント進出を決めたイタリア王者に対し、アトレティコは仮にここで敗れるようなことがあれば、グループステージ敗退が現実味を帯びてしまう。第1節のホームでの対戦は2-2のドローに終わったが、昨シーズンのラウンド16で屈辱的な逆転負けを喫した因縁の相手に、ここでなんとかリベンジを果たし、勝ち点3を持ち帰りたいところだろう。カギを握るのは、公式戦6試合連続ゴールと覚醒したストライカー、アルバロ・モラタ。彼がマドリー時代の同僚、クリスティアーノ・ロナウドとのエース対決を制した時、アトレティコに歓喜が訪れているはずだ。

実質チーム唯一の9番タイプのFWに

 アトレティコ・マドリーにとって、現地時間11月26日に行われるCLのユベントス戦は、勝てばラウンド16進出が決まるだけでなく、このイタリアの絶対王者をかわしてのトップ通過にも前進できる重要な試合だ。


 いや、それだけではない。


 本拠地ワンダ・メトロポリターノ(決勝の舞台)でのCL初制覇を大目標に掲げた昨シーズン、その夢をラウンド16で打ち砕いた因縁の相手が、ユーベなのだ。それも、第1レグで2-0の快勝を飾りながら、敵地での第2レグを0-3で落としての大逆転負け。屈辱を味わったアトレティコにしてみれば、リベンジマッチの意味合いも強いだろう。


 この一戦でキーマンとなりそうなのが、目下公式戦6試合連続ゴール中と好調を維持するアルバロ・モラタだ(訳者注/連続ゴールはラ・リーガ第14節のグラナダ戦で途切れた)。インターナショナルマッチウィーク中の11月21日、ジエゴ・コスタが頚椎椎間板ヘルニアの手術に踏み切り、戦列を離れただけに、実質チーム唯一の9番タイプのFWとなったモラタにかかる期待はなおさら大きい(訳者注/もうひとりの9番タイプであるイバン・サポニッチはディエゴ・シメオネ監督の構想外)。


 モラタにとっても、ユーベは因縁の相手だ。2014-15シーズンから2年間在籍した古巣である上に、前述した昨シーズンのCLラウンド16第2レグでまったく仕事をさせてもらえず、アトレティコサポーターの槍玉に挙げられたからだ。当時は冬の加入から2カ月ほどでの対戦で、まだチームにフィットしていなかったというエクスキューズはあったとはいえ、それ以上に目に付いたのはモラタ自身の状態の悪さだった。


 この不調は、前所属のチェルシー時代から引きずっていたもので、それこそがモラタにアトレティコ移籍を決断させた理由でもあった。度重なる背中の故障でコンディションが上がらず、ロンドンの街にも適応できなかったチェルシー時代は、モラタにとって苦悩の日々だった。暗闇から抜け出せるならと、一時は都落ちであることを承知で、アジアや中東のクラブへの移籍も視野に入れていたほどだ。


 そんなモラタにしてみれば、強豪アトレティコからのオファーはまさに渡りに舟だった。一刻も早く母国に帰還したかったのだろう。移籍交渉が遅々として進まないと、業を煮やして「自腹でマドリードに行く」と宣言したこともあった。

ラディスラオ・ハビエル・モニノ(エル・パイス紙)

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