
今夏、PSGとのビッグディールを勝ち取ったサラビア。カスティージャ在籍当時、トップチームの監督だったジョゼ・モウリーニョがカンテラーノを軽視していたこともあり、その才能がマドリーで開花することはなかった【Getty Images】
2018−19シーズンのラ・リーガにおいて、レアル・マドリー以外のクラブでプレーしたカスティージャ出身者は40人近くにのぼる。スペイン国外まで範囲を広げれば、その数はさらに増える。なかには世界的なクラブで活躍している選手もいるほどだ。彼らのようにマドリーのトップチームに定着できなくても、プロフットボーラーとして成功をつかむ道はある。ここで紹介する事例を見れば、そのことがよく分かるはずだ。
先頃PSGと5年契約を結んだMFも……

攻撃的なポジションでカンテラーノが活躍するのは難しい。象徴的な例が1月にアトレティコ・マドリーに移籍したモラタ【写真:ロイター/アフロ】
レアル・マドリーのカンテラ(下部組織の総称)の育成力の高さを物語るのが、退団後に他のクラブで成功を収めた選手の数の多さだ。
マドリーのトップチームで活躍することを目標に努力を重ねてきた彼らにしてみれば、最初は不本意で受け入れがたいところもあっただろう。それでもそこは気持ちを切り替え、プロフットボーラーとして成功するという夢に向かって走り続け、国内あるいは他国のクラブで大きく羽ばたいた。
他のクラブで才能を開花させたマドリーのカンテラーノ(カンテラ出身者)はあらゆるポジションにわたるが、近年の成功者はロベルト・ソルダード、アルバロ・ネグレド、フアン・マタ、ダニエル・パレホ、パブロ・サラビア、アルバロ・モラタなど、特にFWとMFが多い。この事実は、それだけ攻撃的なポジションの選手がマドリーのトップチームで活躍するのは難しいということを示している。
象徴的な例がモラタだろう。
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