連載:フィギュアスケート平成プレイバック

日本フィギュア界の黄金期へ 専門記者が選ぶ名シーン【平成21〜31年】

構成:スリーライト
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 長年フィギュアスケートを取材してきた折山淑美氏、辛仁夏氏、野口美恵氏に、平成のフィギュアスケート史を振り返ってもらった。第4回はバンクーバー五輪2010年(平成22年)、ソチ五輪2014年(平成26年)、平昌五輪2018年(平成30年)が開催された平成21年〜平成31年の後半をプレイバック!

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「日本人から八頭身のスケーターが現れた」

羽生結弦は前人未到の五輪連覇を成し遂げ、世界を驚かせた 【Getty Images】

――平成26年(2014年)のソチ五輪で、羽生結弦選手が日本男子初の金メダルに輝き、町田樹選手が5位、高橋大輔選手が6位に入賞。そして、平成最後の冬季五輪となった平成30年(2018年)の平昌五輪で羽生選手が連覇を達成。宇野昌磨選手が銀メダルを獲得しました。

野口:羽生選手も、伊藤みどりさん並みの突然変異で、仙台に突如現れたという感じでした。

:でも、仙台にもベースはあったんですよね。荒川静香さんや本田武史さんとかね。

折山:浅田真央時代までに、高橋大輔選手や織田信成さんも出てきて、フィギュアスケートの環境はかなり整備されてきていました。

:そのような状況で、羽生結弦が生まれてくるのは必然だった……。

折山:今では、ジュニアの頃から海外に行かせてもらえる選手もいます。強化策が整備されてきたところに新たなスターが出てきて、今までとは違う個性を見せてくれています。



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