連載:フィギュアスケート平成プレイバック

ヒロイン真央、ヒーロー高橋大輔の誕生 専門記者が選ぶ名シーン【平成21〜31年】

構成:スリーライト
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 長年フィギュアスケートを取材してきた折山淑美氏、辛仁夏氏、野口美恵氏に、平成のフィギュアスケート史を振り返ってもらった。第3回はバンクーバー五輪2010年(平成22年)、ソチ五輪2014年(平成26年)、平昌五輪2018年(平成30年)が開催された平成21年〜平成31年の前半をプレイバック!

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日韓両国民が燃えた「浅田真央vsキム・ヨナ」

国民的ヒロインとして愛された浅田真央。日本フィギュア黄金時代をけん引した 【写真:青木紘二/アフロスポーツ】

――平成21年から現在までを振り返っていきましょう。日本フィギュアスケート界の夜が明け、人気、実力を兼ね備えたたくさんの選手たちが台頭してきました。

折山:この時代は「真央・ヨナ対決」は外せないですよね。

野口:外せない! バンクーバー、ソチの2大会連続で7年くらいの間、「真央・ヨナ対決」が繰り広げられました。



折山:僕はトリノ五輪から帰ってきて、またすぐに世界ジュニア選手権を取材しに、スロベニアに行きました。この2人が次の金、銀だぞと。

野口:グランプリファイナル女王の浅田さんがトリプルアクセルをミスして、2006年世界ジュニアはキム・ヨナさんが勝ったんですよね。

:浅田さんは一度シニアに上がりましたが、ジュニアに戻って……。

野口:年齢制限でトリノ五輪には出られませんでしたからね。前年は浅田さんが優勝して、スロベニアではキム・ヨナさんが優勝して、1勝1敗というような感じで。

:この対決は、本当に注目が集まりましたね。

野口:安藤美姫さんは美姫さんで、またひとつ違う個性で頑張っていました。

折山:安藤さんは世界選手権でも勝っていましたし。

:2007年の東京大会ですよね。
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