連載:フィギュアスケート平成プレイバック

平成から令和へ…フィギュア界を展望 ニッポンの伝統を受け継ぐスター候補は?

構成:スリーライト
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 長年フィギュアスケートを取材してきた折山淑美氏、辛仁夏氏、野口美恵氏に、平成のフィギュアスケート史を振り返ってもらった。第5回は平成に受け継がれてきたジャンプなどの進化について総括し、令和時代のフィギュアスケート界の展望について語り合ってもらった。

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トリプルアクセルというバトンを渡して

トリプルアクセルの継承者である紀平梨花。令和時代でのさらなる飛躍が期待される 【写真:松尾/アフロスポーツ】

――平成の31年間のフィギュアスケート史の話題で盛り上がったところで、令和時代に向けてのお話をしていきましょう。

野口:伊藤みどりさんがトリプルアクセルを跳んで平成の幕が開け、浅田真央さん、そして紀平梨花選手へと引き継がれ……。

:トリプルアクセルとは何なのか、ということを分からせてくれたのは、浅田真央さんだったのではないかなと。身近にそういう偉大な人がいるだけでも女子の選手の心の持ちようが違う気がします。すごいジャンプなんだなって。

野口:先日、伊藤みどりさんと浅田真央さんが対談で話していたのは、「自分たちが一歩を作った日本女子のトリプルアクセルというバトンを、紀平さんに渡せたね」と。すごく感動的でした。そうやって後の世代につながっていくんだなと。

折山:伊藤みどりさんがトリプルアクセルを跳んでから浅田さんまで16、7年。そして、浅田さんが跳んでから紀平選手まで、また十数年……。そんなにすごいジャンプなんだなと。

野口:10年に1人、いや20年に1人くらいの逸材が出てこないと跳べないものなんですね。
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