イチローを支えるバットとグラブ “体の一部”である道具のルーツを探る
日米で4000本以上の安打を積み重ねてきたイチロー。そのバットは篠塚氏のモデルから生まれた 【Getty Images】
芸術的なバッティングを生み出す篠塚モデル
――篠塚さんがイチロー選手の存在を知ったのはいつ頃のことでしょうか?
彼がオリックスに入った頃ですね。当時オリックスの監督だった土井正三さんから「お前に似た奴がうちのファームにいるぞ」と言われたことがきっかけでした。スポーツニュースでバッティングを見た時、しっかり“ガツン”と打つのではなく、ボールの速さに合わせて自分から打ちに行くところが自分にちょっと似ているかなと思いましたね。
ストライクゾーンから離れたボールでも捉えにいくので、コンタクトの技術は持っているな、足も速いから内野安打も稼げるなと、そんな印象を持った覚えがありますね。
――イチローさんが篠塚さんモデルのバットを使っていることはどのように知りましたか?
ミズノの社員の方から、「イチローさんがいろいろな人のバットの中から篠塚さんのモデルを見つけて、それがいいと言って使っていますよ」と聞きました。息子(篠塚宜政/Honda所属)がイチローに会った時には「僕がここまでできたのは、お父さんのバットのおかげだよ」と言われたみたいで、それはとても嬉しかったですね。
細いバットを使える技術
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