三遠ネオフェニックスのデイビッド・ヌワバが初のMVP受賞 チーム好調の要因は「早い段階でケミストリーを構築できたから」

大島和人

インドア派のヌワバが豊橋で出会ったうなぎがお気に入り

12月12試合では、1試合平均19.1得点6.9リバウンド2.5アシストを記録 【(C) B.LEAGUE】

――日本、愛知での生活はいかがですか?

 自分の住んでいる場所は体育館から近いですし、食料品もすぐスーパーで買えるし、生活環境は整っています。自分自身はインドア派で、多くを求めない人間なので、今の環境に満足しています。生活のルーティーンも確立して、良い生活を送れています。

――「インドア派」と仰いましたが、プライベートの時間はどんなことをしていますか?

 自分はとてもシンプルな人間で、睡眠と食事に多くの時間を費やして、あとはストレッチの時間もしっかりかけています。他にはテレビを見たりとか、聖書を読んだり、特別なことをせずシンプルに過ごしています。

――豊川市内の練習場は私も行ったことがあって、大都市に比べると静かな街だと思いますが、ヌワバ選手は賑やかな街より、静かな街のほうが快適ですか?

 休みの日は大きい街に出かけて、観光をしたり、美味しいものを食べたりということもあります。ただ日常生活は、少し静かなところの方が合っているかなと感じています。

――日本国内で印象的だった場所、名所があれば教えてください。

 東京はやはり色々なものがあって良かったですし、大阪や名古屋にも行きました。ただ「特にここのスポットが好き」というのはまだ見つかっていません。

――気に入った日本食はありますか?

 現時点で自分が好きな日本食はうなぎと和牛ステーキです。うなぎは日本で初めて食べて、今はもう自分のお気に入りです。また新しい食べ物に、どんどんトライしていきたいと感じています。

――ヌワバ選手のお姉様が七種競技のオリンピアンだとお聞きしています。

 その通りです。

――ヌワバ選手も万能なアスリートだと思いますが、バスケットボール以外のスポーツで活躍したことはあるのですか?

 高校の時にバレーボールとアメリカンフットボールもやっていました。バレーボールで大学に行こうとしたら行けたぐらい、それなりのレベルでできていたと思います。バスケットもバレーボールも、どちらも楽しめていたのですが、パッションはバスケットが上回りました。

――バレーボールではどういうプレイヤーだったんですか?

 いいアタッカー(アウトサイドヒッター/OH・OP)は別にいて、ミドル(ミドルブロッカー/MB)でブロックをするのが自分の役割でした。

――三遠のファン、ブースターにメッセージをお願いします。

 これからも変わらぬ応援をよろしくお願いします。 日に日に、試合ごとに、私たちのチームのケミストリーも高まってきています。私たちの目標はもちろん、できるだけ上を目指していくことですし、優勝できると信じています。そのためには皆さんのサポートが大事になってきます。可能性は無限だと信じていますので、これからも応援をよろしくお願いいたします。

――ヌワバ選手個人の目標はありますか?

 怪我をしないでコンディションを保つところが、自分の目標です。幸いにも今はそれができています。あとはオフェンスでもDFでも、自分がチームに貢献できることは何でもやって、みんなをハッピーにできるような選手になりたいと思っています。

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著者プロフィール

1976年に神奈川県で出生し、育ちは埼玉。現在は東京都北区に在住する。早稲田大在学中にテレビ局のリサーチャーとしてスポーツ報道の現場に足を踏み入れ、世界中のスポーツと接する機会を得た。卒業後は損害保険会社、調査会社などの勤務を経て、2010年からライター活動を開始。取材対象はバスケットボールやサッカー、野球、ラグビー、ハンドボールと幅広い。2021年1月『B.LEAGUE誕生 日本スポーツビジネス秘史』を上梓。

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