セパ補強診断ー西武、オリックス、楽天編 弱点強化で上位進出を目指す!注目の新戦力は?
なお評価については、A~Dの4段階で行った。国内移籍は選手の総合的な貢献度を測る指標であるWARをもとに、ドラフトで入団したルーキーや新外国人選手はチーム状況に対して適切な補強だったかを鑑みて、総合評価としている。
※内容は2025年1月22日時点の情報をもとに執筆
西武 評価B
2年連続でチームOPSがリーグワーストの野手陣。昨季はアギラーとコルデロの両助っ人が期待に応えられなかったこともあり得点力不足に苦しんだ。この状況を打破するべく、今オフは新たに2人の助っ人野手を獲得。オリックスから移籍したセデーニョは、昨季98試合の出場で15本塁打を記録するなどNPBでの実績があり、また年齢も26歳と若いことから、確実な戦力アップが見込めそうだ。パンチ力が売りのネビンは、昨季アスレチックスで87試合に出場して7本塁打を記録。セデーニョとともに中軸候補として期待されている。また、ドラフト会議では2位指名で大阪商業大の渡部聖弥を獲得した。走攻守3拍子そろった即戦力外野手で、1位指名の候補にも挙がっていた逸材だ。現在は外野のレギュラーが不在であり、ルーキーにかかる期待も大きいといえるだろう。さらに現役ドラフトでロッテから加わった平沢大河や、ソフトバンクを戦力外となり育成契約で加入した仲田慶介も楽しみな存在。西口文也新監督はベテランの外崎修汰を二塁から三塁へコンバートする構想を打ち出しており、内野の定位置争いにも注目したいところだ。