北海道銀行が国内とカナダでツアー連続優勝 日本勢好調の理由は北海道ツアーにアリ!?
第一戦:稚内みどりCHALLENGE CUP
Kitazawa(中部電力) 5-4 Yoshimura(フォルティウス)
第二戦:アドヴィックスカップ
Yoshimura(フォルティウス) 6-5 Kitazawa(中部電力)
第三戦:アルゴグラフィックスカップ
Tabata(北海道銀行) 5-4 Fujisawa(Loco Solare)
女子3大会、それぞれ決勝のカードとスコアだ。
3大会すべてでクオリファイ(プレーオフ進出)を果たした中部電力は順調な強化を見せた。昨シーズンから加入した江並杏実のスイープを活かす意図がチームに浸透し、キーショットへの執着心が増した印象だ。世界ランキング3位のチームGim(Eun Ji Gim)との接戦をサードの中嶋星奈は「完璧に近いショットを重ねないと勝てない相手。投げ手とスイーパーの考えをしっかり一致させてからキーショットを投げた」と振り返ったが、世界ランカーやフォルティウス、ロコ・ソラーレといった国内の実績あるチームに競り勝ったのは今季を戦う好材料だろう。
さらに北海道ツアーを打ち上げてから中1日で札幌を経ちカナダ遠征をスタートさせると、アルバータ州で行われた「Saville Shootout」の決勝では2週連続ロコ・ソラーレと対戦し、再びラストエンドで逆転優勝を果たす。北海道ツアーに続いてカナダでのツアーでも初勝利を収める充実のシーズン序盤を過ごしている。
ただ、それは北海道銀行だけに限ったことではない。「Saville Shootout」のベスト4は北海道銀行、ロコ・ソラーレ、中部電力が席巻した。オンタリオ州で行われた「STU SELLS OAKVILLE TANKERD」ではフォルティウスがイタリア代表チームから白星を奪いベスト8に進出。日本勢の好調が目立った。カナダのシーズンイン前に国内で真剣勝負を経てきた北海道ツアーの賜物と言えるだろう。
続く今週はオンタリオ州の「AMJ CAMPBELL SHORTY JENKINS CLASSIC」でロコ・ソラーレとフォルティウスが対戦し、勝利したロコ・ソラーレがベスト4まで進出するなど日本勢の好調はまだ続く。日本選手権王者のSC軽井沢クラブ(Ueno)も渡加。これからがシーズン本番だ。それぞれ質の高い強化を積み、来年2月の日本選手権(横浜BUNTAI)に向かう。
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