「大谷マニア」のシーズン総括

大谷翔平、メジャー史上初の2度目「満票」MVPなるか MLBの今シーズンMVP予想

丹羽政善

ア・リーグのMVPは大谷翔平でほぼ決まりとの見解が大半を占めている 【Photo by Thearon W. Henderson/Getty Images】

 現地16日(日本時間17日)、両リーグのMVPが発表される。

 通常、各リーグのファイナリスト3人がリモートでMLBネットワークの特番に出演し、時間になったら引退した過去のレジェンドが今季の受賞者を公表する流れ。今年は、ア・リーグ、ナ・リーグの順番となっている。

 ナ・リーグのファイナリストは、フレディ・フリーマン、ムーキー・ベッツ(ともにドジャース)、ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)の3人。

 大谷翔平の熱烈なファンを公言し、FOXスポーツのベースボールアナリストを務めるベン・バーランダーは、「ア・リーグよりもやや難しい」と話すも、「個人的にはロナルド・アクーニャJr.だと思う」と予想した。

ナ・リーグファイナリスト主要成績

【スポーツナビ】

 フリーマン、ベッツも主要打撃部門でトップクラスの数字を残しているが、やはり、アクーニャJr.の成績は、突出している。

 ここに投票する記者(全米野球記者協会に所属する記者30人。各リーグのフランチャイズがある都市の支部から各2人)の主観、例えば、チーム貢献度、チーム成績などが加わるが、ブレーブス、ドジャースともに地区優勝を果たし、各選手がそれぞれ貢献。そこで差はつきにくく、最終的に数字の比較になれば、おのずと結果は見える。

 バーランダーもこう指摘した。

「彼は今季いままで誰も成し遂げたことのないことを成し遂げた。パワー(41本塁打)とスピード(73盗塁)のコンボは規格外だ。同じような数字を今後、誰も記録できないのではないか」

 例年であれば、フリーマンもベッツも、受賞に相応しいレベル。しかし、1位票の8割はアクーニャJr.に流れそうだ。

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著者プロフィール

1967年、愛知県生まれ。立教大学経済学部卒業。出版社に勤務の後、95年秋に渡米。インディアナ州立大学スポーツマネージメント学部卒業。シアトルに居を構え、MLB、NBAなど現地のスポーツを精力的に取材し、コラムや記事の配信を行う。3月24日、日本経済新聞出版社より、「イチロー・フィールド」(野球を超えた人生哲学)を上梓する。

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