第100回箱根駅伝予選会、有力大学ランキング 本戦の出場権13枠を勝ち取るのはどこか?

加藤康博
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毎回、悲喜こもごものドラマが生まれる箱根駅伝の予選会。前回は立教大が旋風を巻き起こしたが、今回はどうなるか(写真は第99回箱根駅伝予選会) 【写真は共同】

 第100回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)予選会が10月14日(土)に、東京都立川市内(ハーフマラソン、21.0975km)で行われる。今回の箱根駅伝は100回の節目の大会として本戦出場枠が23へと増やされ、また参加資格が従来の「関東学生陸上競技連盟男子登録者」から「日本学生陸上競技連合男子登録者」へと広がり、関東以外の大学の挑戦が可能となった。

 前回大会で10位までに入った駒澤大、中央大、青山学院大、國學院大、順天堂大、早稲田大、法政大、創価大、城西大、東洋大はシード権を与えられるため、残りの13枠がこの予選会から選出される。選考はこれまで同様、各大学10名以上12名以下が出場し、上位10名の合計タイムで競われる。

 果たしてどの大学が来年1月の箱根駅伝の出場権を手にするのか。スポーツライターの加藤康博氏に通過の可能性の高い有力校13校を選出してもらった。

1位:大東文化大

 前回の予選会でトップ通過を果たした大東文化大は、ほぼベストメンバーに近いエントリーに成功した印象だ。4年生の久保田徹、菊地駿介、3年生のピーター・ワンジルらのエース格だけでなく、西川千青(3年)が10000mでチーム内日本人最高タイム(28分25秒33)を出すまでに成長。大谷章紘(3年)、入濵輝大(2年)も力をつけている。8名の10000m合計タイムで争われる6月の全日本大学駅伝関東選考会(以下、全日本選考会)は2位通過と、プレッシャーのかかる中でのチーム戦で今年も結果を残している。本戦経験者6名を軸に、昨年の予選会経験者8人が名を連ね、まさに盤石の布陣だ。
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著者プロフィール

スポーツライター。「スポーツの周辺にある物事や人」までを執筆対象としている。コピーライターとして広告作成やブランディングも手がける。著書に『消えたダービーマッチ』(コスミック出版)

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