箱根駅伝の歴史を築いた「名将の系譜」最も多くの監督を輩出している大学は?
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箱根に導く“日体大メソッド”
98年から神奈川大で指揮を執っている大後栄治監督(左端) 【写真は共同】
※陸上部として歴史を持つ大学は陸上部全体の監督として登録され、長距離の指導はコーチが行う形式も多い
伝統校は自校出身のOBが監督に就任しているケースが多く、これまでの箱根で得たデータを積み上げ、それを有効に活用しながら強さを持続している。平成以降の監督の出身大学として最多の日本体育大と次点の日本大もこのケースに当てはまる。近年は不祥事や不振の影響で監督交代が多くなったこともあるが、注目すべき点は他校の監督に就任して、その大学を箱根まで導いている監督も多いこと。日本体育大は7名で日本大は6名いる。
日本体育大出身の監督の中で特に結果を出しているのが、1989年に神奈川大で指導を始め、98年から監督に就任している大後栄治だ。大後が日本体育大に入学したのは83年。箱根5連覇(69年〜73年)を果たした後の黄金時代だったが、監督・コーチが不在で、学生主体でチームを運営していた。大後は2年時からマネージャーとしてチームの運営に携わったが、在学時の箱根は2位が最高で、優勝はできなかった。
そんな大後が神奈川大の指導に携わるようになってから役に立ったのは、優勝9回などの実績を残す中で毎年蓄積してきた、日本体育大の箱根に関する詳細かつ膨大なデータだったという。各区間のポイントごとの通過タイムも毎年しっかりと記録、整理されていた。指導者を目指して日本体育大大学院に進み、修了後に指導するようになった神奈川大では、それを存分に活用。神奈川大を2度の優勝に導き、箱根常連校と呼ばれるまでに育て上げた。
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