ファンが選ぶ「好きな高校野球ユニフォームランキング」トップ10に選ばれたのは?
また、スポーツナビ公式YouTube(野球チャンネル)では、高校野球を愛する芸能人、かみじょうたけしさん、いけだてつやさん、河野万里奈さんの3人が「高校野球ユニフォーム」をテーマに語り尽くす座談会を実施。こちらのランキングのベスト3を予想しながら、愛が深すぎる高校野球トークが展開された。動画では上位20校を発表しているので、ぜひそちらも合わせてご覧いただきたい。
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高校野球芸人の予想は当たった?
甲子園から姿を消し10年以上が経った今でも、あのユニフォームを身にまとって戦ったPL学園の姿が高校野球ファンの脳裏に焼き付いている 【写真:岡沢克郎/アフロ】
2位に大差をつけて1位に輝いたのはPL学園。甲子園通算96勝、春夏合わせて7度全国優勝するなど、1960年代から1990年代にわたり高校野球界を引っ張ってきた高校だが、2016年夏に休部、翌年、大阪府高野連を脱退。現存しない野球部のユニフォームが1位に輝いたのは、PL学園が「忘れられない存在」になっているからか。
投票者からは「強豪校だから」「伝統校だから」「甲子園といえば!」「憧れ」「強いチームだからかっこよく見える」「甲子園の常連でプロ野球選手を多く輩出している」という野球の強さに加え「シンプルなデザインだけど力強くてかっこいい」「“PL”と“GAKUEN”という二段になっているロゴが斬新でかっこいい」「“GAKUEN”とローマ字なのがいい」「昭和レトロ感がいい」などユニフォームに惚れての投票も多数。そして、「自分が若かったころを思い出すから」「自分が小学校のころの記憶が鮮明によみがえる」「記録と記憶に残っている高校なので」「青春!」「いまだに強い感じがする」「忘れられない」など、強烈なインパクトとともに自らの青春時代がよみがえるという感想も多かった。活動再開のニュースも届いているが、現状では甲子園であのユニフォームを見ることはできない。それでもこの結果は、今なお、PL学園の根強いファンがいることを証明している。
歴代唯一2度の春夏連覇を達成している大阪桐蔭は2位に 【写真は共同】
大阪桐蔭はPL学園が2000年代に入り下降線をたどっていく中、大阪を代表する高校となり、さらには全国屈指の強豪になっていった。「強さを感じる」「威圧感がある」「王者の風格がある」「活躍が素晴らしい」と強さを物語るコメントが多かった。強さに加え「“TOIN”の文字のデザインが洗練されている」「シンプルでかっこいい」「赤紫色のストッキングが目立つ」「外連味のないオーソドックスなデザインが良い」「色合いがいい」「デザインがおしゃれで色も綺麗」などユニフォームそのものの良さも。今夏の甲子園出場はならなかったが、「背負っているものを感じる」とのコメントもあった大阪桐蔭は高校野球ファンの憧れの象徴となっている。
魔曲とも呼ばれる応援歌・ジョックロックの人気も高い智辯和歌山、ユニフォームの人気も高かった 【写真は共同】
ちなみに、兄弟校の智辯学園は21位。両校のユニフォームはほぼ同じように見えるが、智辯和歌山の方はベースが白っぽく(薄いアイボリー)、智辯学園は濃いアイボリー。胸の“智辯”の文字も、智辯和歌山の方が少し幅広であり、智辯学園の方が字体の色合いが濃いめ。左袖に入った校章も違えば、帽子も智辯和歌山は丸形で智辯学園は角張っているという違いがある。