ファンが選ぶ「好きな高校野球ユニフォームランキング」トップ10に選ばれたのは?

瀬川ふみ子

1998年には春夏連覇を達成、激戦・神奈川の雄である横浜のユニフォーム 【写真は共同】

 4位には東の横綱・横浜が入った。グレー地に胸にネイビーで“YOKOHAMA”の文字、珍しいワンボタンスタイルなのが特徴だ。また、左袖の校章ワッペンや、帽子に入った“Y”と“H”を重ねたマーク、ネイビー・白・赤と3色のストッキングも人気。投票理由は「名門校」「強豪校」「伝統校」「常連校」というものが多く、ユニフォームについては「都会的なイメージ」「シュッとしている」「シンプルイズベスト」「さっぱりしていて好き」「色が落ち着いていて涼しげ」など。洗練された強さにシンプルながら独特なユニフォームがマッチしているところが上位の理由か。

 甲子園最多136勝の伝統校、中京大中京が5位。もともと立ち襟で胸の文字は活字体だったが、1996年から23年間は丸首で両袖やストッキングの赤・白・青のトリコロールカラーが入り、胸の文字は筆記体で“Chukyo”。2019年夏の大会からは、以前のユニフォームとほぼ同じ、立ち襟で胸の文字も活字体のオールドデザインにモデルチェンジした。「伝統を感じる」というものから、「独自性がある」「立ち襟がいい」「フォントが好み」「センスがいい」など、オールドデザインを現代風にアレンジしたユニフォームが人気だ。

 6位には早稲田実、7位には帝京と、東京の2校がランクイン。早実は「伝統や歴史を感じる」「シンプルなのがかっこいい」「カラーが独特で色合いが良い」、帝京は「縦縞がかっこいい」「強く見える」など、対照的なカラーの両校のユニフォームに人気が集まる。

昨年、悲願の全国制覇を果たした仙台育英。今年もそのユニフォームが甲子園で躍動している 【写真は共同】

 8位と9位には東海大相模と仙台育英。ブルーに縦縞、筆記体で“Tokai”と入った東海大相模は、強さも手伝い東海大系の高校の中で一番人気。昨夏、東北で初めて優勝旗を手にした仙台育英は淡いグレー地にゴールド糸で縁取られた“IKUEI”の文字、左袖に入った金のライオン像の校章エンブレムのインパクトが強い。慶應のユニフォームにそっくりであることも知られ、今春の選抜高校野球での仙台育英対慶應の試合では見分けがつかないと話題になった。

 10位にランクインしたのは天理。「紫色が鮮やか」との投票理由に象徴されるように、胸に入った“天理”の文字、帽子、アンダーシャツ、ストッキングの紫色が特徴。胸の文字が漢字のユニフォームでは智辯和歌山に次ぐ2番人気となった。

(文:瀬川ふみ子、企画構成:スリーライト)

投票結果はこちら

1位:PL学園 22.98%
2位:大阪桐蔭 19.88%
3位:智辯和歌山 19.78%
4位:横浜 17.88%
5位:中京大中京 11.59%
6位:早稲田実 10.69%
7位:帝京 7.49%
8位:東海大相模 7.29%
9位:仙台育英 7.19%
10位:天理 6.09%

※学校名の後ろは得票率

11位以下はYouTubeで公開!

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