セミファイナルへ駒を進めるのは? 試合の注目ポイントを解説!【B MY HERO!】

B1レギュラーシーズンを突破し、王座への挑戦権を手にした8クラブ 【(C)B.LEAGUE】

 5月12日(金)より、Bリーグの頂点を決める戦い「日本生命 B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2022-23」が開幕する。激戦必死の「B.LEAGUE QUARTERFINALS 2022-23」を突破して、セミファイナルへの切符を手にするのはどのクラブとなるのか。5月9日配信のBリーグ応援番組「B MY HERO!」にて、バスケットボールキング入江美紀雄編集長が試合のポイントを解説した。

千葉ジェッツ vs. 広島ドラゴンフライズ

最高勝率を更新した千葉JにCS初出場の広島が挑む 【(C)B.LEAGUE】

「合言葉はフォア・ザ・チーム!」

入江 レギュラーシーズンでは11月に2度対戦し、1勝1敗。シーズンを経てチームが出来上がっているというのもありますし、広島に至ってはカイ・ソット選手というラストピースとも呼べる選手が加わっていますので、当時の対戦成績はあまり参考にはならないかもしれません。ただ、最高勝率の千葉Jに“勝ったことがある”という事実は、広島にとっては一つの自信となるでしょう。

――注目のマッチアップは?

入江
 両チームのポイントガードである富樫勇樹選手(千葉J)と寺嶋良選手(広島)のマッチアップです。ただ、お互いに選手全員でバランスよく戦うチームですので、これは個々の戦いというよりは、司令塔としてそれぞれがどのようにチームを導くのかに注目です。

――この試合のポイントを一言で表すと?

入江
 「合言葉はフォア・ザ・チーム!」です。千葉Jはそれぞれの選手が個の力を持っていながらも、それがチームとしてよくまとまっているチーム。CS初出場の広島はそんなレギュラーシーズン全体1位の相手に、当然チーム全体で挑んでいかなければいけません。ただ、広島はワイルドカードからの出場とはいえ、激戦区の西地区において優勝してもおかしくなかったほどの力は見せていました。千葉Jと大きな力の差はないと見ます。

島根スサノオマジック vs. アルバルク東京

島根とA東京は2シーズン連続クォーターファイナルで対戦することに 【(C)B.LEAGUE】

「勝負のカギは“Stop Buford!”」

入江 昨シーズンのクォーターファイナルと同じ顔合わせとなった島根とA東京。レギュラーシーズンでは2月に対戦し、島根が2連勝していますが、当時のA東京はエースガードであるジャスティン・コブス選手が負傷離脱していました。加えて、攻撃力の高い島根の得点を2試合とも80点以下に抑えていたので、試合自体はA東京ペースで進んでいたとも考えられます。一概に島根優位とは言い切れないカードという印象です。

――注目のマッチアップは?

入江
 ペリン・ビュフォード選手(島根)とライアン・ロシター選手(A東京)のマッチアップです。島根には安藤誓哉選手やリード・トラビス選手、ニック・ケイ選手とタレントが豊富ですが、やはり最も注意しなければならないのはビュフォード選手です。対するロシター選手は昨シーズンのCSは負傷のため欠場しており、今大会に懸ける思いは人一倍強いでしょう。得点もアシストもできるビュフォード選手をいかに止めるか、注目です。

――この試合のポイントを一言で表すと?

入江
 「勝負のカギは“Stop Buford!”」です。前述の通り、やはり島根の攻撃の流れを作るのはビュフォード選手。彼をある程度抑えることで、その流れを寸断することを当然A東京は狙ってくるでしょう。試合状況によっては、吉井裕鷹選手やセバスチャン・サイズ選手がビュフォード選手をマークすることもあると思います。チーム全体でどれだけビュフォード選手を抑えられるかが、重要なポイントとなるでしょう。

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著者プロフィール

日本バスケを盛り上げよう! 2016年に生まれたプロバスケットボールリーグ、「Bリーグ」と時を同じくして立ち上がった、日本バスケの魅力を伝えるバスケットボール専門サイト。男女日本代表、NBA、高校バスケもアツくフォローしています。

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