セミファイナルへ駒を進めるのは? 試合の注目ポイントを解説!【B MY HERO!】

川崎ブレイブサンダース vs. 横浜ビー・コルセアーズ

CSという大舞台で川崎と横浜BCによる神奈川ダービーが実現 【(C)B.LEAGUE】

「河村包囲網を構築せよ!」

入江 横浜BCにとって初となるCSの試合は、川崎との神奈川ダービーという非常に熱い展開となりました。レギュラーシーズンでは川崎が3勝1敗で有利。ただし、その3勝のうち2試合は河村勇輝選手が欠場していたという点は見逃せません。経験で勝る川崎か、今シーズン勢いのある横浜BCか、そんな印象のあるカードです。

――注目のマッチアップは?

入江
 藤井祐眞選手(川崎)と河村勇輝選手(横浜BC)のマッチアップです。今シーズンの横浜BCをけん引した河村選手。コンディション面の不安はありますが、そこはCSに向けてしっかり調整してきていると見ます。対するはリーグを代表するディフェンダーの藤井選手。河村選手を抑えることが、横浜BCの得意とする速い展開のバスケットを封じることにもつながりますので、非常に重要なマッチアップだと思います。

――この試合のポイントを一言で表すと?

入江
 「河村包囲網を構築せよ!」です。藤井選手によるマークはもちろんですが、それに加えて川崎の佐藤賢次ヘッドコーチは何らかの策を用意しているでしょう。河村選手が気持ちよくプレーできる時間は、決して多くないことが予想されます。横浜BCとしては、レギュラーシーズン終盤の河村選手負傷離脱中にチームとして成長した部分をいかにCSの舞台で披露できるかが、勝利のカギを握るのではないかと思います。

琉球ゴールデンキングス vs. 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ

ハイレベルな西地区の争いを勝ち抜いた両雄がCS初戦で激突 【(C)B.LEAGUE】

「握れ! ゴール下の制空権」

入江 今シーズンの西地区は非常にハイレベルな争いが繰り広げられ、結果として4チームがCSの舞台に上がることとなりました。琉球と名古屋Dの選手が口をそろえて言ったのは、激しい順位争いによって切磋琢磨(せっさたくま)することによってそれぞれがレベルアップしたと言うこと。レギュラーシーズンでは3勝1敗で琉球が有利ですが、フルメンバーがそろいつつある名古屋Dの未知数な力にも期待できます。

――注目のマッチアップは?

入江
 ジャック・クーリー選手(川崎)とアラン・ウィリアムズ選手(名古屋D)のマッチアップです。シーズン途中加入のウィリアムズ選手ですが、瞬く間にフィットし、すでに平均リバウンドではチームトップです。琉球はリバウンド力が最大の武器で、その中心を担うクーリー選手を相手にウィリアムズ選手がどれだけ対抗できるか注目です。

――この試合のポイントを一言で表すと?

入江
 「握れ! ゴール下の制空権」です。リバウンドからセカンドチャンスで得点を重ねるのが琉球の得意とするパターン。クーリー選手だけでなくジョシュ・ダンカン選手やアレン・ダーラム選手といった屈強な外国籍選手がそろう琉球相手に、名古屋Dとしてはディフェンスリバウンドをしっかりと拾うことが勝機を広げることに直結すると思います。

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著者プロフィール

日本バスケを盛り上げよう! 2016年に生まれたプロバスケットボールリーグ、「Bリーグ」と時を同じくして立ち上がった、日本バスケの魅力を伝えるバスケットボール専門サイト。男女日本代表、NBA、高校バスケもアツくフォローしています。

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