Bリーグ2022-23CS戦力ランキング
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レギュラーシーズン最終節まで西地区の優勝、残留チームが決まらないという大接戦となったB1 2022‐23シーズン。その激戦を勝ち上がった8チームによる「日本生命 B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2022-23」(以下CS)が5月12日(金)からいよいよスタートする。
B1リーグ全体1位は千葉ジェッツ。B1新記録となる24連勝を記録した今シーズンは自らが持つシーズン最多勝利も更新。CSをリードする存在となるだろう。
それを追うのはどのチームか?
コロナ禍を乗り越え、各アリーナに声援が戻ってきた。千葉Jの2度目の制覇なるか⁉ それとも他のチームの初優勝達成がなされるか!? 注目のCSを戦力ランキングから予想していきたい。
(企画構成:バスケットボールキング)
※オフェンス、ディフェンス、それぞれ50点満点、総合100点満点で採点
順位 | チーム名 | オフェンス | ディフェンス | 合計 |
---|---|---|---|---|
1 | 千葉ジェッツ | 48 | 48 | 96 |
2 | 琉球ゴールデンキングス | 44 | 47 | 91 |
3 | 島根スサノオマジック | 46 | 44 | 90 |
3 | 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ | 47 | 43 | 90 |
5 | 川崎ブレイブサンダース | 44 | 44 | 88 |
6 | アルバルク東京 | 40 | 46 | 86 |
6 | 広島ドラゴンフライズ | 46 | 40 | 86 |
8 | 横浜ビー・コルセアーズ | 43 | 41 | 84 |
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攻防両面で充実の千葉Jが初の3冠を目指してCSへ突入
3シーズンぶりに3地区制で争われた今シーズンのB1。その中で最も注目を集めたチームが千葉ジェッツだろう。ジョン・パトリックHCが新たに就任した千葉Jは、前任の大野篤史HC(現三遠ネオフェニックスHC)が築いた堅固なディフェンスをビルドアップ。データ的にも平均失点、ディフェンスレーティングでB1の1位となり、数字の上でも守りの強さを証明して見せた。
また千葉Jは平均得点、オフェンスレーティングでも1位をマーク。オフェンスでは3ポイントシュートを重視した戦法もデータに表れており、新たなスタイルも見せてくれたとも言える。さらにB1記録となる24連勝を達成。加えてシーズン最多勝利となる53勝をあげるなど記録ずくめのシーズンを過ごした。それを締めくくる時が来た。すでに天皇杯、東地区で優勝を決めている千葉J。2シーズンぶり2度目のリーグ優勝を果たせば史上初の3冠達成となり、新たに歴史に名を刻むことになる。
今シーズンのB1でそのほかで注目したいのが、西地区の4チームがCS進出を果たしたことだろう。優勝を争った琉球ゴールデンキングスと島根スサノオマジックに加え、広島ドラゴンフライズと名古屋ダイヤモンドドルフィンズがワイルドカードをゲット。常連とも言える琉球や名古屋Dに加え、島根は2季連続のCS出場であり、強化を進める広島はついにポストシーズンの舞台に初めてコマを進めた。
この4チームは開幕直後から激しい順位争いを繰り広げた。シーズンを通して連敗をすればその時点で順位を落とすというデッドヒートを展開。最終節まで順位が決まらないという混戦は、結局琉球が6季連続で地区優勝を果たすも、島根の諦めない姿勢も見逃せない。また、ワイルドカードでCS進出の2チームが台風の目となる可能性もある。
CS初出場で忘れてはいけないのが横浜ビー・コルセアーズだろう。それをけん引したのが今シーズンからプロとしてのキャリアをスタートさせた河村勇輝だ。河村は得点ランキングで外国籍、帰化選手を除いて1位となる平均19.5をマーク。一時は3ポイントシュートの成功率が40%台を超え、アシストでも平均で2ケタをマークするなど、シーズンを通しての記録がダブルダブルになるという驚異のスタッツでチームを勝利に導いた。
河村はシーズン終盤にケガで欠場を強いられるも、4月22日に復帰。コンディションを上げてCSに臨むことになる。さらにクォーターファイナルの対戦相手は同じ中地区優勝の川崎ブレイブサンダース。こちらもCSで初となる神奈川ダービーが実現となるだけに、川崎のホーム、とどろきアリーナで大熱戦が予想される。