春季キャンプで見たい! 期待の若手をチェック

キャンプで見たい若手選手セ・リーグ野手編 身長171センチのスラッガーが注目度ナンバーワン!

前田恵

レギュラー獲りを狙うヤクルト次世代捕手

昨年の日本シリーズでは強烈なインパクトを残した内山壮真。キャンプでさらに成長し、正捕手・中村悠平を脅かすか 【写真は共同】

 4位には同じ阪神から、得票率17.16%の僅差でルーキー・森下翔太(中央大)がランクインした。森下のティーバッティングでの打球を見た前川が、思わず「スイングが力強い。エグいっす」と感心したそう。「即戦力として期待もかかる。また、(大学の)先輩である牧(秀悟)が活躍しただけに、牧みたいになってほしいという願いも込めて」とは、ファンのコメントだ。実際、大学時代に牧から学ぶところが多かったという森下。ぜひ1年目から“師匠”を超えてほしい。

 得票率13.03%の5位は、内山壮真(ヤクルト)。ポスト・中村としてメキメキ力を付けてきた。なんといっても、昨季の日本シリーズ第2戦での代打同点3ランが鮮烈だった。「2022年シーズン、記憶、記録に残るプレーが多く、インパクトがありました。古田(敦也)さんが今年も臨時コーチとして教えてくれるので、内山選手の成長をもっともっと見たいです」と、次代の正捕手にロックオン。

 6位・井上広大(阪神=得票率11.65%)、7位・石川昂弥(中日=同11.44%)、8位・秋広優人(巨人=同11.23%)、9位・土田龍空(中日=同10.01%)は、得票率がほぼどんぐりの背比べ。成績は“どんぐり~”にならないよう、切磋琢磨してほしい。

(文:前田恵、企画構成:スリーライト)

2/2ページ

著者プロフィール

1963年、兵庫県神戸市生まれ。上智大学在学中の85、86年、川崎球場でグラウンドガールを務める。卒業後、ベースボール・マガジン社で野球誌編集記者。91年シーズン限りで退社し、フリーライターに。野球、サッカーなど各種スポーツのほか、旅行、教育、犬関係も執筆。著書に『母たちのプロ野球』(中央公論新社)、『野球酒場』(ベースボール・マガジン社)ほか。編集協力に野村克也著『野村克也からの手紙』(ベースボール・マガジン社)ほか。豪州プロ野球リーグABLの取材歴は20年を超え、昨季よりABL公認でABL Japan公式サイト(http://abl-japan.com)を運営中。

新着記事

編集部ピックアップ

コラムランキング

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント