[連載小説]I’m BLUE -蒼きクレド- 第21話「玉城、丈一に会う」
日本代表の最大の弱点とは何か?
新世代と旧世代が力を合わせ、衝突の中から真の「ジパングウェイ」を見いだす。
木崎伸也によるサッカー日本代表のフィクション小説。イラストは人気サッカー漫画『GIANT KILLING』のツジトモが描き下ろし。
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玉城迅がのれんをくぐって入ると、若女将が奥の座敷に通してくれた。
「ジョーさんはひいきにしてくれていましてね。帰国のたびに顔を出してくれるんですよ」
店内はまだ11時前だというのにすでに席が8割がた埋まっていた。職人がそばを打つのを横目に通路を抜けると、障子戸の奥で上原丈一が座布団を重ねてあぐらをかいていた。
玉城は軽く会釈をしてから座敷に上がり、右手を伸ばした。
【(C)ツジトモ】
丈一は中腰になって右手を差し出す。
「いやいや、こちらこそ。グーチャンと話していて、ちょうど君に会いたいと言っていたんだ」
玉城はバックパックを下ろしながら、丈一の座布団をちらっと見た。座布団3枚。まるで殿様だ。すると丈一はその視線に反応した。
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