真の「勝負強さ」をセイバーメトリクスで検証 今季の村上宗隆の数字は王貞治の再来か?
今季の村上宗隆(右)の活躍は「歴史的な比較が行われるべき」と、DELTAの大南氏は話す 【写真は共同】
両者の類稀なるシーズンのインパクトは、一体どれほどか。近年のプロ野球を賑わせてきたスラッガーたちとの比較を試みる。本塁打や打点、得点圏打率など端的な数字だけでは測り切れないデータで“チームを勝利に導く真の4番”を浮かび上がらせたい。セイバーメトリクスの観点からプロ野球のデータを分析する「DELTA(デルタ)」のアナリスト・大南淳氏の協力で検証する。(数値は8月31日時点)
村上の2022年「歴史的比較が行われるべき」
歴史的なペースで打ちまくる村上は、どれほどチームの勝利に貢献しているのだろうか? 【写真は共同】
7月31日の阪神戦(甲子園)では、7回の第3打席から延長11回の決勝弾まで3打席連発。試合のない8月1日を挟み、翌2日の中日戦(神宮)でも2打席連続で本塁打を放ってプロ野球新記録を打ち立てた。8月26日の横浜DeNA戦(横浜)では、6回の46号3ランでプロ通算150本塁打に到達。22歳6カ月での到達は、22歳11カ月の清原和博氏を抜くスピード記録だった。さらに続く7回にも2打席連発で151号を放っただけでなく、30日の巨人戦(京セラ)まで14打席連続出塁をマークした。
本塁打は、シーズン60発に届きそうなペース。ペナントレースも佳境に入るなか、今季の主役が放つ迫力は、むしろ増している。「言うまでもなく、歴史的比較が行われるべきだと思います」。大南氏も語気を強める。
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