みんなで考えるプロ野球前半戦総括&後半戦展望

鳥谷敬がパ・リーグ後半戦を○×予想 混パを抜け出しCSに進出するチームは?

大利実
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昨シーズンまで千葉ロッテでパ・リーグ各チームの戦いを見てきた鳥谷氏が、パ・リーグ後半戦の戦いを占う 【写真は共同】

 オープン戦たけなわの今年3月初旬、今年から野球解説者として第二の人生のスタートを切ったばかりの鳥谷敬氏に、スポーツナビが直球質問をぶつけた。球団ごとに用意したファンが気になるトピックに、○か×で答えなければならないというものだった。

 2022年のプロ野球前半戦が終了したところで、再度、鳥谷氏に質問。パ・リーグ後半戦のトピックスについて、△なしの○か×で予想。さらに、CS進出チームも占ってもらった。

福岡ソフトバンク:大関友久(ソ)が新人王を獲得する ○

シーズン最後までローテーションを守り抜けば大関が新人王を獲得する可能性は相当高いと鳥谷氏は見ている 【写真は共同】

――プロ入り3年目の大関投手が、ローテーションの一角として、6勝5敗、防御率2.70の好成績を収めています(7月24日現在)。新人王の可能性はいかがでしょうか?

 相対的に見たときに、可能性は高いと思います。対抗に挙がるのが、西武の水上由伸投手や、ソフトバンクの柳町達選手になると思いますが、大関投手が1年間ローテーションを守って、あと2~3勝でも上積みできれば、数字的にも説得力が増します。

――昨年、支配下登録された左腕ですが、魅力はどこにありますか。

 やはり、速いストレートを持っていることが一番の魅力です。コントロールにはばらつきがありますが、腕を振って、あれだけ勢いのあるボールを投げられたら、バッターは怖さを感じます。左バッターに対する被打率が高いのが現時点での課題(対左の被打率.280、対右の被打率.181)で、相手チームも当然わかっていることです。弱点を徹底して攻めてくるのがプロの世界なので、後半戦では対左にどんなピッチングを見せるか、注目したいと思います。
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著者プロフィール

1977年生まれ、横浜市出身。大学卒業後、スポーツライター事務所を経て独立。中学軟式野球、高校野球を中心に取材・執筆。著書に『高校野球界の監督がここまで明かす! 走塁技術の極意』『中学野球部の教科書』(カンゼン)、構成本に『仙台育英 日本一からの招待』(須江航著/カンゼン)などがある。現在ベースボール専門メディアFull-Count(https://full-count.jp/)で、神奈川の高校野球にまつわるコラムを随時執筆中。

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