江川卓と工藤公康が初の対談を実施! 「カーブの達人」「現代の魔球」などを語る
初の対談を行った江川卓(右)と工藤公康(左) 【撮影:水上俊介】
本稿では、スポーツナビ野球チャンネルで5月27日から6月3日にかけて公開された番組(全3回)のハイライトと、対談の舞台裏を紹介しよう。
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カーブは「規則変化ボール」
スタッフが収録の準備を行っていると、まずは江川が、次いで工藤がやってきた。言わずと知れた球界の名士が集結するのだから、現場は緊迫して当然のはずなのだが、両氏の穏やかな人柄のおかげで、そんな空気を微塵も感じることなく、対談は終始和やかに行われた。
ボールを握り、身振り手振りを交えながらカーブについて語り合う江川と工藤。その目は野球少年のように純粋で、生き生きとしていた 【撮影:水上俊介】
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ちなみに、カーブには投げ方によって“抜く”カーブと“ひねる”カーブの2種類があることはご存知だろうか。江川の鋭く落ちるカーブは、プロ入り当初は抜くカーブだったが、肩を痛めてからはひねるカーブに変えたという。スピードがあって曲がりの大きい工藤のカーブは、ひねるカーブだという。番組では両氏が惜しげもなく握りと投げ方を公開しているので、野球愛好家は参考にしてはいかがだろうか。
1987年8月26日の南海対西武、門田博光は工藤から左中間にタイムリー2塁打を放ち、2000安打を達成した 【写真は共同】
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