永田実が“実況席”と“観客席”で観るBリーグ お得感のあるイベントに家族も満足
ほとばしるBリーグ愛を実況席からお伝えします
Bリーグの実況でもおなじみの永田実氏がほとばしるBリーグ愛をレポートしてくれました 【写真:本人提供】
※リンク先は外部サイトの場合があります
船橋アリーナの“あの衝撃”をぜひ一度経験してください!
千葉ジェッツの名物、試合開始前のプロジェクションマッピングは見逃せない 【写真:本人提供】
わかっていたはずなのに、いつも、だ。
何がって?
そんなの、決まっているじゃないか。
千葉ジェッツのホームゲームで試合前のスターティング5紹介直前に爆発する花火に、だ。
実際に体感してみてほしい。
心臓が弱いお客さんはこれ大丈夫かな?と心配になるくらいの、結構な音と衝撃なのである。
ありがたくもBリーグの実況を担当させていただくようになって4シーズン目になった。
関東のカードがメインだ。
昨シーズンからは千葉ジェッツの実況が多くなり、今季はサンロッカーズ渋谷のホームゲーム担当も増えた。
昨シーズン、念願のリーグチャンピオンに輝いた千葉ジェッツ。
チャンピオンチームは、試合を取り巻く演出も飛びきりハイクオリティだ。
コート上に投影される息をのむようなプロジェクションマッピング、そこにプロ契約のチア・リーダーたちが一糸乱れぬダンスパフォーマンスを披露し、試合前から一気に非日常の世界へと引き込んでくれる。
中継席からも思わず見とれてしまいそうになるが、こちらは業務中。
ただただ口を開けて眺めているわけにはいかない。
ジェッツのスターターがコートインを始めて
自分がしゃべり始めるタイミングまで息をひそめて待つ。
傍らにいるディレクターさんのキュー(しゃべり出しのタイミングを知らせる合図のこと)に全集中しているのだが、そこで派手にさく裂するのが、件の花火なのである。
何回やってもそのたびに不意をつかれて思わずビクッとしているボクのさまに、お隣の解説者の方が笑いをこらえていること数知れず。
しかしそれほどに千葉ジェッツの場内演出は細部に至るまで妥協がなく、それだけに一見の価値、大アリなのである。
もちろんそれは、コート上で繰り広げられるバスケットボールもしかり。
Bリーグ初年度から指揮を執る大野HCのもと常により高みを目指すチームは昨年オープンした練習施設『ロックアイスベース』でトレーニング、ボディメンテナンス、食事まで一カ所で効率的に行えるようになり、さらに磨きこまれ、強化され続けている。
これらが相まって、千葉のホームゲームは常にチケット完売だ。