セレッソ大阪【J1リーグ第2節 C大阪vs.湘南】2025シーズンのホーム開幕戦は黒星。後半に修正も、湘南の連動した攻守を上回れず
開始6分、CKから湘南の鈴木章斗にヘディングでゴールを脅かされたが、ここはGKキム ジンヒョンが弾き出す。立ち上がりこそ湘南に押し込まれたが、以降はセレッソが徐々にボールを持つ時間を増やしていく。ただし、湘南の連動した守備に対し、セレッソはボールを前に運ぶことができない。中央をしっかり閉じられ、サイドを奪いどころにされ、開幕戦のような流れるようなパスワークを発揮できない。開幕戦では自由を謳歌した北野颯太も、「前半は相手にマンツーで来られることが多く、ボールに触れる機会が少なかった」と振り返ったように、湘南のアンカー奥野耕平の厳しいマークに遭い、苛立ちを見せるシーンもあった。システム上、ミスマッチとなるサイドの攻防でも常に数的優位を作られ、舩木翔や奥田勇斗の創造性も消された格好となった。そうした流れの中で、32分に失点。左サイドで舩木から阪田澪哉に出たパスを囲い込まれて奪われると、そこから出た背後へのパスに対し、福田翔生に起点を作られ、最後は湘南の10番・鈴木章斗に決められた。ここから前半終了まで立て続けに湘南に決定機を作られるなど、守備が崩れたが、キム ジンヒョンの好守やクロスバーにも救われ、2失点目は防いだ。
(文=小田尚史)
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