島根・安藤誓哉が11月の月間MVP受賞 新天地でエナジー全開、勝利のメンタリティを注入

大島和人

11月の「月間MVP」を受賞した、島根スサノオマジックの司令塔兼ポイントゲッター安藤誓哉(中央) 【(C)B.LEAGUE】

 B.LEAGUEは月間MVPに相当する「B.LEAGUE Monthly MVP by 日本郵便 2021-22」を、昨シーズンからファン投票で選んでいる。2021年11月の受賞者は島根スサノオマジックの安藤誓哉選手だった。

 安藤は29歳で、今季から島根に加わった181センチ・84キロのポイントガード(PG)だ。アルバルク東京時代の活躍はBリーグファンにとっておなじみで、チャンピオンシップの連覇にも大きく貢献している。日本でキャリアのスタートを切る前には、カナダ、フィリピンのプロチームでもプレーしていた。

 11月の5試合は1試合平均19.8得点、10.0アシストの圧倒的なスタッツを残すとともに、4勝1敗と好調のチームを引っ張った。今回はそんな日本を代表するPGに新天地でのプレー、島根の現在地を語ってもらっている。
 

古巣A東京との対戦は「いろいろな思いのあるゲームでした」

――2021年11月の「B.LEAGUE Monthly MVP by 日本郵便」受賞、おめでとうございます。ご感想をお願いします。

 バイウィークがありましたけれど、11月を振り返っていい1カ月だったかなと思います。率直に嬉しいです。

――受賞の期待、予想は持っていましたか?

 取ったことがなかったので、正直考えてもいなかったです(笑)

――11月の5試合で、ベストゲームを挙げるならどれですか?

 個人としてはアルバルク東京との1戦目(11月13日)かなと思います。内容よりも、個人的な気持ちの入り方が……。いろいろな思いのあるゲームでした。

――昨季まで4シーズン在籍した古巣との対戦でしたが「気持ちが入った」理由をあえて言葉にしてもらうとどうですか?

 言葉にするまでもないかな……という感じですね(笑)

――79-66のスコアで島根が勝利して、安藤選手は23得点、8アシストを記録しています。振り返って、どのような内容でしたか?

 オフェンスもディフェンスも激しいバスケットを展開できました。

――「チャレンジャーとして立ち向かった」というイメージですか?

 チャレンジャーとか、そういうことはまったく考えていなかったです。チームとしても自分たちのバスケットを証明するいい機会でした。

――島根はクラブとして通算4シーズン目のB1ですが、まだチャンピオンシップを経験していません。安藤選手と金丸晃輔選手はそんなチームが飛躍するために獲得された選手だと思います。安藤さんは自分の役割をどう受け止めていますか?

 「ポイントガードらしく」というのもあるんですけど、どちらかというとチームにいい影響、エナジーを与えようと思っています。みんなで勝ちにいく、優勝を目指すメンタリティをシェアしていくのが役割ですね。

――経験や「勝者のメンタリティ」をチームにシェアする役割ですか?

 自分に経験があるとか、それはあまり思っていないんですけど……。僕に何かを持ってきてほしいから、声を掛けていただいたわけですよね。期待に応えるためにも、チームにエナジーを与えなければいけないなと考えています。

――現時点でチームの課題があるとすればどこですか?

 勝利の感覚というか、「ここ」というウイニングポイントを見極めていかなければいけないと思います。「ここは勝負どころ」とチームがみんなでギュッとなる、そんな見極めはもっと必要です。

――11月の5試合は38分、39分という出場時間を記録した試合もあります。出場時間の長さはジュリアン・マブンガ(富山)に次ぐB1の2番目で、日本人最長です(※第12節終了時点で32.4分)

 期待されている分、しっかり貢献しなければいけない――。それだけですね。試合中にプレータイムは特に気にしないですし、何分出ていてもやることを変えないという気持ちでやっています。

――「4クォーターにエナジーを残しておきたい」という選手も多いはずですが、安藤選手はスタートからガンガン行くタイプです。試合中のペース配分、終盤のプレーはどうですか?

 一生ずっとフルマックスには動けないと思いますけど、自分としてはやれるだけのことをやっているし、これからもやっていきたいですね。
 

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著者プロフィール

大島和人

1976年に神奈川県で出生し、育ちは埼玉。現在は東京都町田市に在住する。早稲田大在学中にテレビ局のリサーチャーとしてスポーツ報道の現場に足を踏み入れ、世界中のスポーツと接する機会を得た。卒業後は損害保険会社、調査会社などの勤務を経て、2010年からライター活動を開始。バスケットボールやサッカー、野球、ラグビー、バレーなどの現場にも小まめに足を運び、試合観戦数は毎年300試合を超える。日本を実はサッカーだけでなくバスケ強国であるスペイン、バレー王国・ブラジルのような球技大国にすることが一生の夢で、“球技ライター”を自称している。

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