連載:大学スポーツ界で輝くスター候補

【流大OB対談】浦和・江坂任×伊藤敦樹 プロ予備軍の宝庫、大学サッカーのリアル

菊地正典
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6歳差だが、息はぴったりのふたり。11月20日に行われた横浜FM戦では江坂(左)と伊藤の連係からチーム2点目が生まれた 【写真提供:浦和レッズ】

「大学経由・プロ行き」のルートは、大器晩成型をしっかりキャッチアップする日本サッカーの強みと言えるだろう。現在の日本代表にも長友佑都を筆頭に、谷口彰悟、伊東純也、山根視来、室屋成、古橋亨梧、守田英正、旗手怜央、三笘薫、上田綺世と大学サッカー経験者がずらりと並ぶ。今回登場してもらった江坂任も今年、日本代表に選出され、伊藤敦樹は近い将来の代表入りが期待される。毎年何人ものJリーガーを輩出し、“プロ予備軍”として名高い流通経済大出身で、浦和レッズ所属のふたりに、大学サッカーのリアルと“流大あるある”について語ってもらった。

流大のおかげで今があるけれど……

神戸弘陵学園高時代は無名だった江坂だが、流通経済大でブレイクし、群馬でのプロ入りのチャンスをつかんだ 【写真:アフロスポーツ】

――江坂選手は1992年生まれ、伊藤選手は1998年生まれなので、大学時代は一緒にプレーしていませんよね。伊藤選手にとって江坂選手はどんな存在ですか?

江坂 恥ずかしいな(笑)。

伊藤 優しいです(笑)。流大では一緒にプレーしていないので、怖いイメージもありません。

江坂 誰が怖かったの?

伊藤 僕が1年生のときにヒデさん(守田英正/サンタ・クララ)や(渡邉)新太さん(大分トリニータ)、今津(佑太)さん(サンフレッチェ広島)が4年生でした。

江坂 今津は優しくない?

伊藤 1年生からすると、やっぱり4年生はみんな、怖いものですよ(笑)。もちろん、尊敬もしていました。特にヒデさんは同じボランチだったので、憧れていましたね。すごいと思いながら見ていました。

――その世代は江坂選手が4年生のときに1年生で、伊藤選手が1年生のときに4年生でした。そこが唯一共通する世代でしたね。

江坂 そこだけですね。

――流大は他の大学と比べて部員数が多いと思いますが、何軍まであるんですか?

伊藤 6チームですね。それぞれのチームのメンバーは毎年変わりますし、シーズン途中でもかなり入れ替わります。

江坂 トップチーム、社会人(登録チーム)が2チームあって、その下に3チームというのは毎年同じなんですよ。でも、(中野雄二)監督の目に止まれば、下の3チームの中からでもいきなりトップチームに行く選手もいます。毎年60人が入部して、僕らのころは全部で240人でした。

伊藤 僕らもそうです。

江坂 規模で言ったら大学で一番大きいかもしれないですね。
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著者プロフィール

菊地正典

福島県出身。埼玉大学卒業後、サッカーモバイルサイトの編集・ライターを経てサッカー専門新聞『EL GOLAZO』の記者として活動し、横浜FC、浦和レッズ、ジェフユナイテッド市原・千葉、横浜F・マリノスの担当記者を歴任。2020年からはフリーランスとして活動している。著書に『浦和レッズ変革の四年 〜サッカー新聞エルゴラッソ浦和番記者が見たミシャレッズの1442日〜』、『トリコロール新時代』(ともにELGOLAZO BOOKS)がある。

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