連載:大学スポーツ界で輝くスター候補

Jリーグ特別指定選手・実力度ランキング 大学サッカーのプロ予備軍最高の選手は?

竹中玲央奈
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 近年、大学サッカー出身者がJリーグで結果を残し、大きな注目を浴びている。古橋亨梧や伊東純也のように、ヨーロッパで活躍してA代表の主軸に上り詰めようとする選手も現れてきた。Jリーグのスカウトも大学サッカーへの関心を強めており、選手の奪い合いが激しくなると同時に、加入内定のタイミングも早くなってきている。少なくない選手が最終学年を待たずにプロ入りを決めたり、特別指定選手に登録されたりと動きは活発だ。

 今回はそんな大学サッカー界で、JFA・Jリーグ特別指定選手として認定されている有力選手をランキング形式で紹介する。

10位:村上悠緋(FW/関東学院大3年)横浜F・マリノス・特別指定選手(23年加入内定)

3年生となった今季は関東2部でリーグ2位タイの9ゴール。急台頭したストライカーは今年7月に早々とプロ入り内定を勝ち取った 【竹中玲央奈】

 全くと言っていいほど名前を知られていない北海道産のストライカーが、突如として表舞台に現れたのは昨年だった。2年生ながら関東大学サッカーリーグ2部で20ゴールをたたき出し、得点王を獲得。前線からのアグレッシブな守備とゴールへ向かう迫力は大学サッカー界随一で、複数のJ1クラブが気にかける存在となった。

 ボックス内で前を向いた際には、何がなんでも仕留めてやろうという姿勢が前面に強く出て、相手に恐怖心を抱かせる。「ストライカー」という肩書がよく似合う選手だ。プロ入りは2023年だが、流動的でアグレッシブなサッカーを展開する横浜FMのスタイルにハマれば、1年目から得点を量産する可能性もある。
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著者プロフィール

“現場主義”を貫く1989年生まれのロンドン世代。大学在学時に風間八宏率いる筑波大学に魅せられ取材活動を開始。2012年から2016年までサッカー専門誌『エル・ゴラッソ 』で湘南と川崎Fを担当し、以後は大学サッカーを中心に中学、高校、女子と幅広い現場に足を運ぶ。㈱Link Sports スポーツデジタルマーケティング部部長。複数の自社メディアや外部スポーツコンテンツ・広告の制作にも携わる。

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