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Jリーグ月間表彰
J1月間MVPイニエスタが語る強い覚悟
「残り試合はすべて決勝戦のつもりで」
10月に挙げた3得点の中でも特に印象に残っているのが、第33節の名古屋戦で81分に決めたPKによる同点弾だという
10月に挙げた3得点の中でも特に印象に残っているのが、第33節の名古屋戦で81分に決めたPKによる同点弾だという【(C)VISSEL KOBE】

 10月度の「2021明治安田生命Jリーグ KONAMI 月間MVP(J1)」に、ヴィッセル神戸のMFアンドレス・イニエスタが選出された。10月の3試合は3得点1アシスト。シーズン終盤戦で好調を維持するチームを力強くけん引している。昨シーズンのケガを乗り越え、来日4年目もスペクタクルなプレーでファンを魅了し続ける名手が、退団した古橋亨梧への思い、途中加入の大迫勇也や武藤嘉紀との関係性、そして最大の目標であるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権獲得への意気込みなどを語ってくれた。(取材日:11月18日)

PKでは常にGKの裏をかこうと考えている

――10月度の明治安田生命JリーグKONAMI月間MVP受賞、おめでとうございます。10月はリーグ戦3試合に出場して3得点1アシストと素晴らしいパフォーマンスでしたが、受賞の率直な感想を聞かせてください。


 非常にうれしいです。チームがうまく機能している証拠でもありますし、何よりそれが一番大事なことなので。個人的にも、チームの向上と目標達成に貢献できていることをうれしく感じています。


――10月に決めた3つのゴールの中で、特に印象に残っているものはありますか?


(J1第33節の)名古屋グランパス戦のPKですね。(ACL出場権を争う)直接のライバルとの対戦で、私のPKによるゴールで引き分けに持ち込み(2-2)、勝ち点1を得られたのは、チームにとってとても重要だったと思います。負ければ勝ち点で並ばれる状況でしたが、3位をキープできたのは大きかったですね。


――あのPKの場面、イニエスタ選手はまったくボールを見ず、最後まで相手GKのミチェル・ランゲラック選手から視線を外しませんでした。2人の間ではどんな駆け引きがあったのでしょうか?


 まずは集中を切らさないように。そしてPKの場面では常にGKの裏をかこうと考えます。ランゲラック選手は非常に優れたGKで、今シーズンも素晴らしい働きをしていますから、ゴールを決めるためには彼の動きの逆を突いてシュートを打たなければいけないと考えていました。

古橋の移籍はクラブにとってもポジティブ

長期離脱から完全復活を遂げた現在は、「ケガをする前よりもコンディションがいい」と明るい表情で語ってくれた
長期離脱から完全復活を遂げた現在は、「ケガをする前よりもコンディションがいい」と明るい表情で語ってくれた【YOJI-GEN】

――ヴィッセル神戸はイニエスタ選手の活躍もあり、10月は3試合で2勝1分け、現在5戦連続負けなしと好調です(11月18日時点)。来シーズンのACL出場権獲得が視野に入ってきましたね。


 安定した、とても良いシーズンを過ごせています。重要な局面で失敗もしていません。残りの3試合もすべて勝ち点3を取りにいきたいと思います(編注:第36節の横浜FC戦は2-0で勝利)。最後まで難しい戦いが続きますが、このまま踏ん張ってACL出場権獲得という目標を達成しなくてはなりません。


――イニエスタ選手個人に目を移すと、前半戦は昨シーズン終盤のACLで負ったケガの影響で、なかなか調子が上がりませんでした。復帰したばかりの頃、すごく苦しそうな表情でプレーしていたのをよく覚えています。それでも尻上がりに調子を上げて現在に至るわけですが、ここまでを振り返って、どんなシーズンだと感じていますか?


 総じてポジティブに捉えています。長期離脱からの復帰後は、もちろんコンディションを上げていくための時間が必要でしたが、現段階ではケガをする以前よりも良いコンディションでプレーできている感覚があります。


――7月には愛弟子とも言える古橋亨梧選手がスコットランドのセルティックへ移籍しました。彼の退団は神戸にとってどんな意味を持つものだったのでしょうか?


 まず、キョウゴにとって素晴らしい移籍だったと思います。彼はヨーロッパに行って成長したいという願いを持っていましたからね。またクラブにとっても、選手を海外に送り出すことでかなりの移籍金を得られたわけですから、ポジティブなことですよね。実際にその後、多くの選手を獲得してチーム状態はどんどん上がっています。このまま引き続き成長していければと思います。

舩木渉

1994年生まれ、神奈川県出身。早稲田大学スポーツ科学部卒業。大学1年次から取材・執筆を開始し、現在はフリーランスとして活動する。世界20カ国以上での取材を経験し、単なるスポーツにとどまらないサッカーの力を世間に伝えるべく、Jリーグや日本代表を中心に海外のマイナーリーグまで幅広くカバーする。

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