連載:世界卓球2021「実力ランキング」

世界卓球男子シングルス「実力ランキング」 張本ら日本勢42年ぶりのメダル獲得に期待

月刊『卓球王国』
アプリ限定

日本からは張本智和(写真)、丹羽孝希ら5名が出場 【写真:YUTAKA/アフロスポーツ】

 11月23日より、アメリカ・ヒューストンで開幕する世界選手権・個人戦。日本からは張本智和、丹羽孝希ら5名が出場。日本男子のシングルスでの表彰台は1979年大会優勝の小野誠治以来なし。42年ぶりのメダル獲得に期待がかかる。また、今大会は世界選手権3連覇中、五輪2連覇中の絶対王者・馬龍(中国)が欠場となり、全員が初の世界選手権優勝をかけた争いとなる。現在世界ランキング3位の許キン(中国)、東京五輪シングルス銅メダルのオフチャロフ(ドイツ)も今回は出場を見送る中、ニュースターの誕生にも注目したい。

10位:丹羽孝希(日本)

【Getty Images】

 世界選手権シングルスでは2017年、19年と2大会連続でベスト8に進出。17年大会ではカウンターが冴(さ)えに冴えてロンドン・東京五輪シングルス銅メダリストのオフチャロフ(ドイツ)に勝利。19年大会では梁靖崑(中国)を最終ゲームまで追い詰めるなど、世界戦での丹羽はめっぽう強い。9月に開幕したTリーグでは勝ち星が伸び悩んでいる印象だが、東京五輪という大きな山を越え、新たな気持ちで臨む世界選手権での覚醒に期待したい。

9位:ティモ・ボル(ドイツ)

【Getty Images】

 ヨーロッパ選手権で歴代最多となる8度の優勝を誇るレジェンド。今年40歳を迎えたが、東京五輪団体準決勝では日本戦で水谷隼を破り、決勝の中国戦でも馬龍と好ゲームを展開するなど、実力は衰えていない。20代前半で世界から脚光を浴び、その後は故障が続いて低迷したかと思えば、30代後半にして驚くべき復活を遂げるなど、「いつが全盛期なのかわからない」のもボルの特徴。五輪後に開幕したドイツ・ブンデスリーガでも好調なプレーを見せており、今大会でもサプライズに期待したい。
  • 前へ
  • 1
  • 2
  • 次へ

1/2ページ

著者プロフィール

日本で唯一の書店売り卓球専門誌。迫力のある写真で見る大会報道ページ、初心者から上級者まで役立つ技術特集、卓球用具を詳細に分析したグッズ特集など、卓球界のあらゆる情報が満載。これ1冊で卓球界のニュースはまるわかり!

編集部ピックアップ

コラムランキング

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント