連載:#BAYSTARS - 横浜DeNAベイスターズ連載企画 -

森敬斗と河村勇輝が未来の自分を語らう 最大の目標は、日本で唯一無二の存在

斎藤寿子

ルーキーイヤーより着実にレベルアップを遂げ、自信をつけた森敬斗がまず目指すのはレギュラー奪取だ 【(C)YDB】

 横浜DeNAベイスターズの2019年ドラフト1位指名で入団した森敬斗選手と、東海大学2年生でプロバスケットボールリーグでも特別指定選手としてプレーする河村勇輝選手。近い将来、プロ野球界、日本バスケットボール界を代表する選手へと飛躍が期待されている。来年には成人式を迎え、新成人となる二人が、それぞれについて質問を交わし合いながら、目標、目指す選手像について熱く語った。(取材日:6月10日)

「目的が明確だから反省もできる」(森)

――だいぶほぐれてきたと思いますので、ここでお互いに質問し合っていただきたいと思います。

 じゃあ、僕から質問させてもらいます。僕が野球以外のところでもプロとして感じる部分がある、ということを話したと思うんですけど、河村選手は「この人、すごいな」とか「こういうふうになりたいな」とか、目指す姿みたいなものってありますか?

河村 自分は身長が172cmとバスケット選手としては小柄な体格なんですけど、日本人で初めてNBA選手になった田臥勇太選手や、今日本代表のPG(ポイントガード)をされている富樫勇樹選手のように、小さくてもプレーができるということを証明したいなと。小さな体格の子どもたちにも夢や希望を与えられると思うので、そういった部分は自分の一つの使命だと思っています。

 なるほど。プレー以外では何かありますか?

河村 なんだろうなぁ……やっぱり取り上げてもらっている中で、自分の一つひとつの発言が、いろんな方に見られているなと。特に今バスケットはなかなかニュースで取り上げてもらうことが少ないので、一つひとつの言動がバスケットへの印象につながってくると思うんです。なので、そういうところでは責任を持って発信できればなと思っています。

自身の成長はもとより、日本のバスケットボールの発展に貢献したいという内に秘めた思いも話してくれた 【写真提供:東海大学】

――では、今度は河村選手から森選手に質問をお願いします。

河村 自分は学生とプロとを両立していますが、森選手は完全にプロとしてやっているので、そういう部分は自分とは違うと思うんですけど、プロ1年目と2年目とで変わったところはありますか?
 1年を過ごしてみて、それこそ結果が出る出ないがあったり、体のいろいろな部分が痛いというのもあったり、なかなかペースをつかめず、コンディションを整えるのも大変でした。だから体のことを調べたり、トレーナーさんに聞いたりして、どうしたらいい準備ができるか、どうしたら次の日につながるケアができるかとか、いろいろ考えてやっていました。それでも最初の方はケガをしてしまって、そういうところはやっぱり難しいなって。でも1年終わったところでどんなシーズンだったかというのをちゃんと振り返って、次の年は同じことを繰り返さないようにしようと思ってシーズンオフに準備をしました。今は自分の中では順調にステップアップしているなと感じています。

――今シーズンはファームで全試合に出場(取材日時点)し、成績も昨シーズンを上回っています。

 昨年は「失敗したらどうしよう」と弱気な部分があって、盗塁に関しても「アウトになってチームの流れが悪くなったら嫌だな」とか考えてしまったんです。正直自分に自信がなくて、あっても根拠のない自信でした。でも、今年はしっかりとこういう準備をして、こういう感じで打席に立つ、と明確なものがあるから、ちゃんと反省もできる。盗塁をするときも「こういう理由があるから走ったんだ」というのがあって、それでアウトになったら仕方ない、くらいの気持ちでいます。しっかりと準備をして、根拠のある自信を持って試合に臨めているのは、1年目と今年とでは全然違うなと思います。あ、でも、あまり野球の難しい話をされてもわかんないですよね(笑)。

河村 いや、盗塁はわかるので大丈夫です(笑)。過信ではなく自信を持って取り組めている部分と、とにかく昨年と違って同じ失敗を繰り返さずにフィードバックすることが大事ってことですよね。

 さすが!(拍手)

河村 いや、すごく説明がわかりやすかったので(笑)。

 ほんと、やめて!(笑)

河村 野球の素人でもわかったんで、ほんとありがたいです(笑)。

 おだてるのやめて!(笑)

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