森敬斗と河村勇輝が未来の自分を語らう 最大の目標は、日本で唯一無二の存在
将来は唯一無二の存在としてトップに立つ
スターへの登竜門として注目されるフレッシュオールスター(7月15日)に出場予定の森敬斗。打って走って守って、躍動する姿に期待 【(C)YDB】
森 やっぱり上(一軍)で試合に出てレギュラーを取ることが直近の目標です。最大級の目標は、日本で唯一の存在になりたいなと思っています。打つわ、守備しても絶対にエラーしないわ、走れるわ、何でもできちゃうみたいな。その頂点に立ちたいですね。
河村 自分は学生なので、直近としてはインカレ、また天皇杯でプロのチームを倒すという大きな目標を立てて頑張っています。将来的な目標は日本代表のPGとなって、ワールドカップやオリンピックに出るだけでなく、世界に勝てる日本代表を目指して、その一員として頑張りたいなと思います。それとその目標を達成して自分だけが満足するのではなく、日本でバスケットをメジャーにするためにそういう結果を残していけば、たくさんの人に見てもらえると思うので、その目的を達成するために目標を達成していきたいなと思っています。
――先ほど田臥選手や富樫選手といった先輩の話が出ましたが、河村選手が目指すPG像というのはどんなものですか?
河村 森選手が言ったように唯一無二の存在にならなければ、日本代表のPGという大きなものを背負っていけないと思うので、田臥選手や富樫選手にはない、何か自分の特徴を見つけ出して成長していきたいです。そして、その二人の背中を追うだけでなく追い越して、歴代No.1の日本代表PGになれるように頑張っていきたいと思っています。
河村勇輝(写真右)vs.富樫勇樹(写真左)はBリーグ注目のマッチアップ。No.1ポイントガードの座をかけて、これからも熱い火花を散らす 【写真:YUTAKA/アフロスポーツ】
河村 20歳になって大人というふうに見られるので、バスケットだけじゃなくて、一つひとつの言動に責任を持って取り組んでいきたいなと思っています。
森 僕は、何もかもかっこいい大人になりたいですね。周りが見えていたり、気を遣えたり、整理整頓ができたりとか。そういう当たり前のことを当たり前にやれるように、より一層意識をしていきたいです。誰が見ても、こいつすげぇなとか、野球もすごいけど、私生活もすごいんだ、完璧かよ、のような。あの人かっこいい……と目標にされる人間になりたいと思っています。
人の心を動かし、感動させる試合を
「ファンにメッセージを……挙手制で!」と筆者が問いかけ、手を挙げた河村(写真右)に拍手を送った森(写真左)。ともに力強い言葉で締めくくった 【スリーライト】
河村 (手を挙げながら)やっぱり先に言った方がマネされないかなって、冗談ですけど(笑)。コロナ禍で大変難しい状況である中で、ブースターの皆さんの一つひとつの励ましや声援が自分たちのモチベーションになっています。東海大学として優勝するだけではなくて、内容にもこだわって、たくさんの方に感動を与えられるような試合をしたいと思うので、これからも応援のほど、よろしくお願いします!
森 では、トリを飾らせてもらいます!(笑)
河村 お願いします!(笑)
森 たいしたことは言えないんですが、僕は、野球を初めて見に来た人にも感動させたいし、野球を知らない人でも「あの選手を見ていると、心を動かされるな」とか、そういう選手になりたいなと。だからどんな人でも見に来てほしいです。野球を知らなくても絶対に楽しませる自信があるので。まだ僕は一軍の試合に出ることはなかなかできていないんですけど、今年しっかりとレギュラーを取って、結果を残してレギュラーの座を守り続けていけるように頑張るので、これからも応援よろしくお願いします!
――今日は、ありがとうございました!
森 楽しかったから、あっという間でした! ありがとうございました!
河村 ほんと、いい刺激になりました。たくさんいい話を聞けて、良かったです!
(企画構成:株式会社スリーライト)