エースの座を争う常総学院・秋本×大川 2人で助け合いながら最後まで投げ抜く!
常総学院のダブルエース・大川慈英(左)と秋本璃空は、お互いに刺激し合い、成長を遂げてきた 【撮影:大利実】
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第一印象からのお互いのギャップ
アスリートの両親を持つ大川慈英。センバツではしっかりと自分の実力を見せたいと意気込む 【撮影:大利実】
秋本 高校入学直前に初めて会ったんですけど、全然喋ってくれなくて、おとなしい感じでした。
大川 秋本は体がいかつくて、でかいので、新入生の中でも目立っていました。
――2年間一緒に過ごしてみて、その印象はどう変わりました?
大川 見た目に似合わず(笑)、優しいです。普段はおちゃらけるところもあるんですけど、やるところはしっかりとやってくれる頼りになる存在です。
秋本 おとなしいイメージは……、仲良くなってみるとまったく違いました。大川も優しい。あとは、寮や風呂でめっちゃ高い声で叫びながら歌っています。
――得意な歌は?
大川 クイーンとか歌います。
――それはすごい。大川選手は、「小説を読むのが趣味」とも聞きました。最近、面白かった本は?
大川 去年、本屋大賞を受賞した『流浪の月』(凪良ゆう著/東京創元社)です。醜い部分もありながらも、なぜか美しい話になっていて、心に響きました。
――小説家になる夢もあるそうですね。
大川 一番の目標はプロ野球選手で、二番目が小説家です。
秋本 寮でも、めっちゃ読んでいます。25本入りのペットボトルの空き箱の中に、本がびっしり詰まっている。この間、自分が使わない図書カードをあげました。
――秋本選手は、読書は?
秋本 野球の雑誌は読みます。自分が載っていた雑誌も読みました。
――センバツに向けて取材が増えていると思います。そのあたりはどう感じていますか?
秋本 注目されるのはうれしいですけど、それを意識すると余計な力が入ってしまうので、謙虚にやっていきたいです。
大川 ぼくの場合は、名前が先行しているところがあるので、センバツでそれに見合った実力を発揮できるようにしたいです。
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