連載:プロも注目!センバツ有力校の看板コンビたち

エースの座を争う常総学院・秋本×大川 2人で助け合いながら最後まで投げ抜く!

大利実
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常総学院のダブルエース・大川慈英(左)と秋本璃空は、お互いに刺激し合い、成長を遂げてきた 【撮影:大利実】

 かつて、甲子園を沸かせた島田直也新監督(元横浜ベイスターズなど)のもと、春夏3度目の全国制覇を狙う常総学院。チームを引っ張るのが、最速145キロのストレートと多彩な変化球が武器の秋本璃空と、最速146キロのストレートが魅力の大川慈英の二枚看板だ。入学したときから、互いの存在を強く意識し、切磋琢磨(せっさたくま)しながら成長を遂げてきた。ライバルでもあり仲間でもある2人に、初めての甲子園にかける思いを聞いた。

第一印象からのお互いのギャップ

アスリートの両親を持つ大川慈英。センバツではしっかりと自分の実力を見せたいと意気込む 【撮影:大利実】

――お互いの第一印象から教えてください。

秋本 高校入学直前に初めて会ったんですけど、全然喋ってくれなくて、おとなしい感じでした。

大川 秋本は体がいかつくて、でかいので、新入生の中でも目立っていました。

――2年間一緒に過ごしてみて、その印象はどう変わりました?

大川 見た目に似合わず(笑)、優しいです。普段はおちゃらけるところもあるんですけど、やるところはしっかりとやってくれる頼りになる存在です。

秋本 おとなしいイメージは……、仲良くなってみるとまったく違いました。大川も優しい。あとは、寮や風呂でめっちゃ高い声で叫びながら歌っています。

――得意な歌は?

大川 クイーンとか歌います。

――それはすごい。大川選手は、「小説を読むのが趣味」とも聞きました。最近、面白かった本は?

大川 去年、本屋大賞を受賞した『流浪の月』(凪良ゆう著/東京創元社)です。醜い部分もありながらも、なぜか美しい話になっていて、心に響きました。

――小説家になる夢もあるそうですね。

大川 一番の目標はプロ野球選手で、二番目が小説家です。

秋本 寮でも、めっちゃ読んでいます。25本入りのペットボトルの空き箱の中に、本がびっしり詰まっている。この間、自分が使わない図書カードをあげました。

――秋本選手は、読書は?

秋本 野球の雑誌は読みます。自分が載っていた雑誌も読みました。

――センバツに向けて取材が増えていると思います。そのあたりはどう感じていますか?

秋本 注目されるのはうれしいですけど、それを意識すると余計な力が入ってしまうので、謙虚にやっていきたいです。

大川 ぼくの場合は、名前が先行しているところがあるので、センバツでそれに見合った実力を発揮できるようにしたいです。
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著者プロフィール

1977年生まれ、横浜市出身。大学卒業後、スポーツライター事務所を経て独立。中学軟式野球、高校野球を中心に取材・執筆。著書に『高校野球界の監督がここまで明かす! 走塁技術の極意』『中学野球部の教科書』(カンゼン)、構成本に『仙台育英 日本一からの招待』(須江航著/カンゼン)などがある。現在ベースボール専門メディアFull-Count(https://full-count.jp/)で、神奈川の高校野球にまつわるコラムを随時執筆中。

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