ユーザーが選ぶ「選手権歴代ベスト11」 ドリームチームに名を連ねるヒーローは?
記憶と記録の双方で印象に残っている11人の選手権ヒーローたち。プロになってからも全員が息の長い選手となった 【写真:岡沢克郎/アフロ、アフロスポーツ、写真は共同】
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キャプテンは得票率トップの……
名門・市船で1年時から試合に出場していた増嶋。国見の平山とのライバル対決も注目を集めた 【写真:アフロスポーツ】
GKの「歴代別ポジションランキング」で上位に名を連ねたのは、川口能活(清水商業/91・93年度出場)、楢崎正剛(奈良育英/92・94年度出場)、南雄太(静岡学園/95・96年度出場)……といった顔ぶれだった。
その中からベストイレブンに選出したのは、もちろん、得票数1位の川口だ。得票率66.52%はGK部門だけでなく、すべてのポジションにおいて断トツの数字となった。キャプテンとして清水商業に5年ぶりの選手権優勝をもたらしたが、このチームでも最年長となるため、キャプテンマークを巻いてもらおう。
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DFの「歴代別ポジションランキング」で上位にランクインしたのは、松田直樹(前橋育英/92・93・94年度出場)、増嶋竜也(市立船橋/01・02・03年度出場)、金古聖司(東福岡/97・98年度出場)、関川郁万(流通経済大柏/17・18年度出場)、中西永輔(四日市中央工業/89・90・91年度出場)、堀池巧(清水東/82・83年度出場)……といった面々だ。
今回は3バックを採用するので、松田、増嶋、金古の3人を選出。3バックの中央でディフェンスラインを束ねる役目を担うのは、高校ナンバーワンリベロとして評価された増嶋。松田、金古と最高のストッパーを得て、そのカバーリング能力がさらに際立つに違いない。
3バックの右には松田が入る。攻撃センス抜群の松田が積極果敢に前線へと駆け上がっていく一方で、左の金古は対人能力を生かして守備をしっかりと引き締めてくれるはずだ。
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俊輔のスルーパスを大久保、平山が…
歴代屈指のドリブラー、本山雅志。“赤いすい星”の異名をとった東福岡の10番として高校3冠を達成した 【写真:アフロスポーツ】
MFの「歴代別ポジションランキング」で多くの票を集めたのは、中村俊輔(桐光学園/95・96年度出場)、本山雅志(東福岡/95・97年度出場)、乾貴士(野洲/05・06年度出場)、柴崎岳(青森山田/08・09・10年度出場)、中田英寿(韮崎/93年度出場)、名波浩(清水商業/88・90年度出場)、前園真聖(鹿児島実業/89・90・91年度出場)、本田圭佑(星稜/02・03・04年度出場)……だった。
その中から上位4人を選び、ダイヤモンド型の中盤に当てはめていく。中盤の底には4人の中で唯一、ボランチが本職の柴崎を配置する。
インサイドハーフに入るのは選手権屈指のドリブラー、本山と乾だ。いずれも左サイドが得意だが、ここは年長者の本山を立て、乾は右インサイドハーフとして起用する。トップ下は日本が生んだ至高のファンタジスタ・俊輔をおいてほかにはいない。俊輔と乾、本山らがポジションチェンジをしながらボールを動かし、攻撃を組み立てていく。
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FWの「歴代別ポジションランキング」では、大迫勇也(鹿児島城西/08年度出場)、平山相太(国見/01・02・03年度出場)、大久保嘉人(国見/98・99・00年度出場)、小倉隆史(四日市中央工業/89・90・91年度出場)、カレン・ロバート(市立船橋/01・02・03年度出場)、城彰二(鹿児島実業/91・93年度出場)……といった名だたるストライカーたちが上位を占めた。
その中から、魅惑の中盤が演出した決定機をゴールに結びつける3トップは、大久保、平山、大迫の3人だ。
選手権における一大会最多得点記録(10得点)保持者の大迫には、右ウイングを務めてもらう。もちろん、本来はセンターフォワードだが、ケルンやブレーメンでプレーの幅を広げたため、サイドでもプレーできるはず。代わってセンターフォワードを務めるのは、平成の怪物・平山だ。ゴール前での存在感、空中戦での強さは歴代屈指だろう。左ウイングは南アフリカ・ワールドカップでもこのポジションを務めた大久保。平山との国見ラインで相手の守備陣を突破する姿が目に浮かぶ。
小倉、名波、中田といった往年のヒーローがベストイレブンから漏れたのは残念だが、ここに並んだ11人は納得の顔ぶれだろう。このドリームチームが躍動する姿を想像すると、ワクワク感が止まらない。他にもどんな選手たちがファンからの投票を集めたのか、ぜひランキングをチェックしてほしい。
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