ファンが選ぶ!高校サッカー選手権「歴代ポジション別ランキング」

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スポーツナビでファン投票を実施した高校サッカー選手権「歴代ポジション別ランキング」企画。ファンの方が思う選手権史上最高の選手を、ポジション別で投票してもらいました。

今回はFW編。はたして1位に輝いた選手は!?

ランキング

順位 名前(当時の所属校/都道府県) 出場年度 得票率
1 大迫 勇也(鹿児島城西/鹿児島) 08年度 51.17%
2 平山 相太(国見/長崎) 01・02・03年度 42.69%
3 大久保 嘉人(国見/長崎) 98・99・00年度 21.39%
4 小倉 隆史(四日市中央工/三重) 89・90・91年度 20.12%
5 カレン・ロバート(市立船橋/千葉) 01・02・03年度 12.71%
6 城 彰二(鹿児島実/鹿児島) 91・93年度 11.74%
7 北嶋 秀朗(市立船橋/千葉) 94・95・96年度 10.41%
8 柳沢 敦(富山第一/富山) 93・95年度 9.10%
9 アデミール・サントス(東海大一/静岡) 86年度 8.83%
10 大前 元紀(流通経済大柏/千葉) 05・07年度 7.38%
11 武田 修宏(清水東/静岡) 83年度 5.94%
12 長谷川 健太(清水東/静岡) 82・83年度 5.08%
13 小川 航基(桐光学園/神奈川) 13・15年度 4.50%
14 松井 大輔(鹿児島実/鹿児島) 99年度 4.40%
15 森崎 嘉之(市立船橋/千葉) 93・94年度 4.33%
16 松波 正信(帝京/東京) 90・91・92年度 4.19%
17 山田 隆裕(清水商/静岡) 88・90年度 3.67%
18 羽中田 昌(韮崎/山梨) 80・81・82年度 3.30%
19 田中 達也(帝京/東京) 98・99年度 3.02%
20 浅野 拓磨(四日市中央工/三重) 10・11・12年度 2.99%

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解説

シュートの精度はもちろん、空中戦の強さ、動き出しの速さ、ポストプレーの上手さと、大迫は高校時代から完成度の高いストライカーだった【写真:YUTAKA/アフロスポーツ】

 稀代のストライカーによる争いは、“1大会における最多得点記録”の大迫勇也(鹿児島城西/08年度出場)が“大会通算最多得点記録”の平山相太(国見/01・02・03年度出場)を僅差で上回った。

 大迫が選手権に出場したのは3年時の一度きり。しかし、その一度で大会記録となる10ゴールをマークするなど「史上最高のストライカー」という評判に違わぬパフォーマンスを披露。対戦相手から「大迫、ハンパない」の名言が飛び出すほど、超高校級の活躍だった。

 惜しくも2位となったが平山も、超高校級だった。名門・国見で1年時に全国制覇を経験。2年時は決勝で市立船橋に敗れたものの、得点王を獲得。3年時にも二度目の全国制覇と二度目の得点王に輝き、「平山のための大会」と言われたほど。大会通算17得点は今なお大会記録で、2年連続得点王に輝いたのも平山だけだ。

 その平山の3年先輩にあたるのが3位の大久保嘉人(98・99・00年度出場)だ。当時から野性味あふれるスタイルで、日章学園との3回戦では4ゴールと大暴れ。8ゴールをマークして得点王となり、セレッソ大阪でプロになった。

 4位の小倉隆史(89・90・91年度出場)擁する四日市中央工業と16位の松波正信(90・91・92年度出場)擁する帝京が決勝で相まみえたのは91年度大会だ。1−2と帝京リードで迎えたゲーム終盤、“レフティーモンスター”小倉がCKを頭でねじ込んだ同点弾は選手権の名シーンとしてよく紹介される。

 FW部門トップ20に最も選手を送り込んだのは、市立船橋だ。15位の森崎嘉之(93・94年度出場)は市立船橋が選手権を初めて制した94年大会のエースにして得点王。その森崎と1年生ながらコンビを組んだ7位の北嶋秀朗(94・95・96年度出場)は、3年時にも中村俊輔擁する桐光学園を破り、二度目の戴冠。卒業後は柏レイソル、清水エスパルスなどで活躍し、日本代表としても2000年のアジアカップに出場した。

 森崎、北嶋の系譜を継ぐのが、5位のカレン・ロバート(01・02・03年度出場)だ。2年時に1学年上の小川佳純、大久保裕樹、青木良太、同級生の増嶋竜也らとともに国見を破り、全国制覇を成し遂げている。

東海大一の切り札として鮮烈な印象を残したサントス。チームメイトには澤登正朗や大嶽直人など、のちのJリーガーがいた【写真:山田真市/アフロ】

 往年のサッカーファンの記憶に焼き付いているのは、9位のアデミール・サントス(東海大一/86年度出場)と18位の羽中田昌(韮崎/80・81・82年度出場)だろうか。

“ベレーザ”の愛称で知られたサントスはブラジルから東海一に留学。86年度大会で東海大一を初出場・初優勝に導き、自身も5ゴールで得点王となった。国見との決勝戦で決めた鋭いカーブの掛かったFKは「バナナシュート」と呼ばれ、今でも語り草だ。

 2年時、3年時と2年連続決勝の舞台に立った羽中田は、スピードのあるドリブルで前線をかき回し、パンチ力のあるシュートも備えた天才アタッカーだった。高校卒業後、交通事故に遭って脊髄を損傷。選手としてのキャリアに終止符を打ったが、バルセロナに渡って指導者の勉強を積み、帰国後にS級ライセンスを取得。現在は解説者や指導者として活躍している。

 12位の長谷川健太(清水東/82・83年度出場)と17位の山田隆裕(清水商業/88・90年度出場)はいずれも静岡が生んだスーパーウインガーだ。山田は1年時にレギュラーとして1学年上の藤田俊哉、2学年上の三浦文丈らとともに全国制覇。卒業後は同級生の名波浩や大岩剛が大学に進学するなか、日産自動車サッカー部に入部して活躍した。

 堀池巧、大榎克己とともに“清水東三羽ガラス”として知られる長谷川は、“ケンタリング”と呼ばれる鋭い突破からのクロスで一斉風靡(いっせいふうび)。2年時に優勝、3年時に準優勝を成し遂げ、筑波大に進学。その後、日産自動車サッカー部、清水エスパルスでプレーした。

 その長谷川の2歳後輩にあたるのが武田修宏だ。1年生ながらエースとして5得点を奪い、清水東の決勝進出に貢献。大会得点王にも輝いた。先輩の長谷川や堀池、大榎が大学に進学する一方で、武田は高卒で読売クラブに入団。ヴェルディ川崎では三浦知良と2トップを組み、Jリーグを盛り上げた。

 10位の大前元紀(07年度出場)も全国優勝を経験したストライカーのひとり。流通経済大柏が初の選手権制覇を達成した07年度大会のエースで、7得点をあげて得点王にも輝いている。

 14位の松井大輔(鹿児島実業/99年度出場)、19位の田中達也(帝京/98・99年度出場)、20位の浅野拓磨(四日市中央工業/10・11・12年度出場)は決勝まで進みながら涙を飲んだ。

 1学年下の田原豊と2トップを組んだ松井は当時からトリックプレーを多用し、異彩を放っていた。田中は名門・帝京で1年からレギュラーの座を確保。ジャックナイフのような切れ味のドリブルで見る者を魅了した。浅野は2年時の決勝で市立船橋に敗れたものの、現在と同じようにスピードを生かした突破で7ゴールをマークし、得点王に輝いた。

(企画構成:YOJI-GEN)

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