五輪延期をポジティブにとらえる田中大貴 恩師から学んだ“陸川イズム”で前を見る
後編・選手の階段を1つ上った3年のインカレ決勝
東海大学3年次にインカレ優勝を果たした田中大貴は4年生次に2連覇を達成した 【圓岡紀夫】
しかし、人には言葉にしないと伝わらないものもある。「自分の言葉でしっかり話せ」と、陸川監督が田中を叱ったのは1年生の秋のことだった。関東大学リーグ戦で早稲田大学に敗れた後、疲れたようにしゃがみこんでぼんやり壁にもたれている田中の姿を視界に留めながら、そのときは何も言わなかった。「私が彼を叱ったのはその後、取材したいと待っているメディアの人たちを残して帰ってしまったと聞いたときです。つまり、取材をすっぽかしたわけですね。もちろん試合に負けた悔しさはあったと思います。自分が思うようなプレーをできなかった苛立ちがあったかもしれません。でも、約束は守らなきゃいけない。試合に勝とうが負けようが、インタビューにはちゃんと応じなければいけない。彼はこれから日本を代表する選手になっていくと信じていたから尚のこと。自分の言葉で語る責任をしっかり果たす人間になってほしいと話しました」。
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