プロクライマーの道を切り拓きながら―― 野口啓代が辿り着いた東京五輪という終着駅
クライミングで生きる決意をした初優勝
実家に置かれたディスプレイケースのなかには、これまでの競技人生で野口が獲得したメダルやトロフィーの所狭しと並べられている 【写真:MIKI SANO】
茨城県の実家には、そんな彼女の競技人生を垣間見られる部屋がある。歴代の日本代表ユニフォームが飾られ、ディスプレーケースのなかには獲得したメダルやトロフィーがぎっしりと並んでいる。
「祖母にディスプレーケースを初めて買ってもらった時は、『早くメダルでいっぱいにしたい』と思ったのを覚えています。私の15年間の競技生活がつまっている大切な場所で、どのメダル、どのトロフィーを見ても、どんな大会だったかはすぐに思い出せますよ」
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「ずっとずっと優勝したかったけど、いつも2位どまり。優勝は一生できないんじゃないかと思っていたなかでの勝利でした」
そう振り返る野口にとって、この優勝が印象深いのには、もうひとつの理由がある。それは漠然と思い描いていたことに、一歩を踏み出す決意をこの優勝によって固めることができたからだ。
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