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マジョルカは久保建英をどう評価する?
新たな日本人選手の獲得も検討

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久保建英は高い適応力を発揮し、不動の先発に定着。期待以上のパフォーマンスを見せている
久保建英は高い適応力を発揮し、不動の先発に定着。期待以上のパフォーマンスを見せている【Getty Images】

 リーグ再開後、久保建英はマジョルカで目覚ましい活躍を披露している。確かなスキルとゴールにつながるプレーはチーム随一、もはや欠かせない存在となった。しかも、久保の貢献はピッチ内だけにとどまらない。ビジネス面でも大きな利益をもたらしている。久保加入の影響について、マジョルカのビジネスCEO、アルフォンソ・ディアス氏に聞いた。新たな日本人の獲得も検討しているという。(取材日:6月26日)

日本の価値観がタケの成長を促した

――このインタビューでは日本のファンが注目している久保選手について聞きたいと思います。まずは昨夏に彼を獲得することになった経緯について教えてください。


 我々にとって日本はとても興味深いマーケットです。タレントの宝庫ですし、文化的にも仕事への取り組み方、日々の努力を怠らない姿勢といった価値観は我々のクラブと共通するもので、昨夏に1部昇格を成し遂げた原動力でもあります。ですので日本のマーケットにおいては、とりわけ若く才能豊かな選手をチェックしてきました。


 タケについては、良い関係にあるレアル・マドリーと話し合う中で可能性が浮上し、契約が実現しました。タケには他の選択肢もあったと思いますが、我々を選んでくれました。マジョルカが歴史あるクラブであり、施設も充実し、素晴らしい生活が送れる魅力的な島であることなどを総合的に考慮し、決断したのだと考えています。


――久保選手の獲得にあたり、どのようなことを期待していましたか?


 今まさに見せているような活躍を期待していました。彼はプロ意識が高く、若いのに精神的に成熟した選手です。誰よりも早く練習を始め、学習が早く、監督やコーチの指示をよく聞き、与えられた役割を全うする。少しずつプレー時間を増やし、今では不動の先発です。期待していた通りの重要な選手になってくれました。ピッチ上では常にボールを求め、苦しいときほど責任を負い、リスクを厭(いと)わずディフェンダーに立ち向かう。他とは一線を画す選手であり、我々に多くをもたらしてくれています。


――これまで3ゴール2アシスト。ピッチでのパフォーマンスをどう評価していますか?


 彼のパフォーマンスには大いに満足しています。今や彼はチームにとって欠かせない存在です。ゴールやアシストに加え、PKも獲得しています。穴のないコンプリートな選手だと言えるでしょう。


――ビセンテ・モレノ監督は久保選手がシーズン中に大きく成長し、加入当初とは別の選手になったと評価しています。何がどう変わったと感じますか?

工藤拓
工藤拓

東京生まれの神奈川育ち。桐光学園高‐早稲田大学文学部卒。幼稚園のクラブでボールを蹴りはじめ、大学時代よりフットボールライターを志す。2006年よりバルセロナ在住。現在はサッカーを中心に欧州のスポーツ取材に奔走しつつ、執筆、翻訳活動を続けている。生涯現役を目標にプレーも継続。自身が立ち上げたバルセロナのフットサルチームは活動10周年を迎えた。

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