ツアー再開で見せた米ゴルフ界の“本気” ウッズらのチャリティー活動が世論変えた
PGAツアー再開に先立ち、チャリティー企画を開催
PGAツアー再開に先立ち、さまざまなチャリティー企画が開催された。参加したタイガー・ウッズ(写真右)とNFLのペイトン・マニング(写真左) 【Getty Images】
5月17日に開催されたマキロイ、ジョンソン、ファウラー、マシュー・ウルフが出場した「テーラーメイド・ドライビングリリーフ」のチャリティーマッチも視聴者数が235万人を記録。寄付金は550万ドルも集まった。
これらのイベントの効果は、ゴルフファンが人気選手のプレーを楽しむことだけではなかった。チャリティーを通じた社会貢献は、ゴルフと社会の太いパイプをも構築したのではないだろうか。米国でも「こんな時期にゴルフをするのはいかがなものか」という意見が少なくなかったと聞く。そんな状況下、トーナメント再開の努力とチャリティー活動を行ったことで、米国ゴルフ界はツアー再開の世論の支持を作り出していった。
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今回のコロナ禍で改めて感じたのが、再開に向けて努力を惜しまない米国ゴルフ界の姿勢だ。新型コロナウイルスという未曽有の社会不安が起こっている時でも、米国ゴルフ界はチャリティーをいちはやく積極的に行い、安全にプレーを行うにあたっての新ルールを決めた。これらの努力が今回のPGAツアー再開に大きな役割を果たしていることは間違いない。