日本で見せたタイガー・ウッズのすごさ 語り継がれる伝説の数々をプレーバック
2001年、太平洋クラブ御殿場コースで開催されたワールドカップ、タイガー・ウッズが見せた18番ホールでのチップインイーグルは、今でも多くのファンの記憶に刻まれている 【Getty Images】
他にも来日の際にはゴルフファンの度肝を抜くミラクルショットだけでなく、タイガー来日フィーバーにまつわる伝説も数多く残している。日本での過去のウッズを振り返ってみよう。
スーパーショットで沸かせ、超VIP待遇で席巻
14番の第2打がカップイン、イーグルを奪い喜ぶウッズ 【写真は共同】
中でも話題になったのは、大手ハンバーガーチェーンの臨時出店。ウッズが大好きだと言われているハンバーガーショップが、試合が開催された、いぶすきゴルフクラブ開門コース(鹿児島県)近辺には無く、急きょ臨時出店を行った。また、プライベートジェットで来た最寄りの飛行場から、ゴルフ場まではヘリコプターを利用するなど、すべてが特別だった。
試合の結果はパッティングが振るわず15位タイだった。ただ、3日目に14番パー4の2打目を直接カップインさせイーグルを奪うなど、スーパーショットも所々で披露。また、「インパクトの音が日本の他の選手とは違うね」との声が聞かれるなど、ギャラリーはタイガーワールドを十分に堪能していた。
圧倒的な強さを見せたダンロップフェニックス
4度出場したダンロップフェニックストーナメント、04年と05年には連覇を達成した 【Getty Images】
日本での初優勝となった04年は、圧倒的な強さをギャラリーに見せつけた。初日からトップに立ったウッズは3日目を終えて2位に10打差をつけて独走。結局2位に8打差をつけて圧勝した。最終日の9番ホールでは残り143ヤードを、9番アイアンでカップ横につけるなどスーパーショットも連発し、ギャラリーを魅了した。
フェニックスカントリークラブのクラブハウスには、ダンロップフェニックストーナメントの歴代優勝者の写真や絵が飾られており、その中にはもちろんウッズのものも。また、フロント近くの1室にはタイガー・ウッズの“手形”も用意されている。ウッズファンなら一度は訪れたいスペースになっている。
今ほど飛ばない97年に300ヤードショットを連発
テレビマッチでは丸山、とんねるずとも対決
また、01年にはエクセレントゴルフクラブ・伊勢大鷲コース(三重県)に丸山茂樹と18ホールの真剣勝負を展開。この年は丸山が、当時としては日本人2人目となる米PGAツアー初優勝(1人目は83年の青木功)を達成しており、日本を代表する丸山とウッズの対決は大盛り上がり。パー4で当時まだ若かった2人はワンオンを果敢に狙うなど、エキビジョンマッチならではの攻めのゴルフで観衆を熱狂させた。
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