早大ラグビー蹴球部 伝統の早慶戦で快勝 対抗戦単独首位に躍り出た
関東大学対抗戦 11月23日 対慶大 秩父宮ラグビー場
ディフェンスをブレイクするPR亀山昇太郎(スポ4=茨城・茗溪学園) 【早稲田スポーツ新聞会】
力強いランニングを見せるHO佐藤 【早稲田スポーツ新聞会】
積極的なボールキャリーで攻撃を牽引したLO米倉 【早稲田スポーツ新聞会】
大田尾竜彦監督(平 16 人卒=佐賀工)
自分たちの形でコンタクトできたシーンが多く、特に前半の15分は良い動きをしてくれていたかなと思います。その分、後半はあまり良くなかったのでリザーブのメンバーを含めて来週の早明戦までに修正が必要かなと思います。
ーーこれまでのディフェンスを振り返っていかがですか
選手たちが自分たちのディフェンスにプライドを持っているところが非常に良いところかなと思います。ワークし続けるというところが浸透しており、Aチームだけではなく、下部のチームも自分たちのトライラインを割らせないという強い思いを持ってプレーできているので、その成果が今日の結果だったかなと思います。
ーー全勝で臨む早明戦への意気込みをお願いします
100回目ということ、そして全勝で臨むということで非常に気持ちが入る試合になると思っています。やはり、この後のことを考えても次の早明戦で自分たちがやってきたことをポテンシャルが高い相手にどこまで出せるかということがポイントだと思っています。スクラムとディフェンスは今チームでずっとこだわってきたことなのでそこで勝負したいです。また、すべてのプレーに対して粘り強く戦うことができるかということもポイントになると思いますので、しっかり見ていきたいかなと思っています。
ーー野中選手について、今シーズンを通じた成長をお聞かせください
フィジカルのところが一番成長したかなと思います。また、本来の持ち味であるアタックセンスの良さなども比例して成長できていると思います。また、プレースキックで着実に点数を重ねることができるというのは素晴らしいことだと思っています。相手に点数という形でプレッシャーを与えることができるので、その結果として対抗戦でペナルティーゴールを狙うという選択肢など、戦術としてプレースキックが生まれているのは彼のキック精度のおかげだと思っています。
佐藤健次主将(スポ4=神奈川・桐蔭学園)
伝統の早慶戦で勝利できて嬉しく思います。しかし、この1週間準備してきたプレーをあまり発揮できず、ミスが続いてしまったという課題が見えました。来週の明治戦、そして大学選手権ではこのようなミスをしていたら勝利できなくなってしまうと思うので、準備してきたことをしっかり出すということを徹底していきたいです。
ーー準備してきたこととは具体的にどんなことですか
慶應大学さんはブレイクダウン周りが強力なので、そこに注力していました。今試合は前半はいいプレーができたかなと思いますが、後半のきつい時間になるにつれて乱れが出てしまったシーンがあったので、もっとこだわっていきたいです。
ーー来週の明治戦、そして大学選手権に向けてどんな準備をしていきたいですか
毎回の練習で試合を想定して、リアリティーを追及していきたいと思っています。練習中で起こるミスが本番でも起こるので、ミスへの厳しさというのは追及していきたいです。
ーーこれまでのディフェンスを振り返っていかがですか
ディフェンスに関しては自分たちも自信がありますし、これまでは「取られた分取り返す」というマインドだったものが「まず取られない」というものに変わっていることがとても良いことなのではないかなと思います。セナと田中と僕でディフェンスのリーダーとして積極的にコミュニケーションを取ってきた成果が出てきたのかなと思います。
ーー全勝で臨む早明戦への意気込みをお願いします
明治大学さんは1番から23番まで全員がスーパースターというイメージがあるのですが、そんな相手と戦うときに自分たちを見失わないことが大事だと思っています。国立で100回目、そして全勝がかかっているという、いろんなプレッシャーがかかってくるとは思うのですが、自分たちを見失わず、あまり気負うことなくプレーしたいと思います。自分たちにフォーカスできれば自ずと結果はついてくると思うので、まずはそこに集中したいです。
ーー現在のスクラムの出来はいかがですか
早稲田のスクラムが好調な要因の一つとして、表のメンバーだけではなく裏のメンバーも含めて全員のレベルが高いことが良いことではないかなと思います。練習でBチームが勝つこともありますし、試合まで気持ちいいスクラムを組むのではなく、課題を見つけて自分と向き合いながらスクラムを組めているということが今すごく良いことだと思っています。
PR亀山昇太郎(スポ4=茨城・茗溪学園)
周りとコミュニケーションを取って、自分自身の役割をしっかりこなすということを意識していました。スクラムのところやディフェンスなど、丁寧にプレーしていきました。
ーーFWのテーマは何でしたか
チーム内でも役割の徹底というところはテーマに挙げていて、コミュニケーションなどベーシックなところをしっかり整えていこうという狙いでした。
ーーラインブレイクなどもありましたが、自身のプレーを振り返っていかがですか
早慶戦だからといって気負うことはなく、対抗戦の一試合として落ち着いてプレーができたかなと思います。アタックではチームで崩せたシーンもあり、動きやすかったかなと思います。
ーー試合を通してスクラムで圧倒していましたが、手応えはいかがですか
メンバーが変わっても、今試合はすべてのスクラムで押すことができたのでそこは良かったなと思います。
LO米倉翔(スポ2=福岡・修猷館)
今日はハードワークと接点で前に出ることを意識しました。
ーーラインアウトを中心にセットプレーを振り返っていかがですか
練習では結構ミスとかあったんですけど、本番になってからは成功率も高い良いラインアウトができたのでよかったと思います。
ーー慶大をノートライに抑えたディフェンスはどうでしたか
セカンドマンバトルとか課題はたくさんあるんですが、みんな結構体を当てて、ゴール前とかの最後の何分間かはきつい時間があったのですが、そこでみんな諦めずに前に出て、良いディフェンスができたと思いますし、ノートライに抑えられたのもよかったと思います。
ーー今日はスタメンでの出場でしたが、いかがですか
スタメンでの出場は結構嬉しくて、気合いも入って、僕がやるしかないと思ったんで、頑張りました。
ーー次戦への意気込みをお願いします
体が小さい分、明治は大きいので、そこで前に出るディフェンスと体をどんどん当てて、ハードワークをして、またいいラグビーができるように頑張ります。
SH細矢聖樹(スポ4=国学院栃木)
全体のテーマは一人一人の役割を徹底することです。
ーーBKのアタックテーマは何かありましたか
BK単体というよりはアタックのテーマがあって、コミュニケーションをとにかくするということです。あとはインサイドのFWバトルでしっかり勝っていくというところがありました。
ーー前半はテンポの良いアタックが目立っていましたが、振り返っていかがですか
ボールキャリアーが前に出るシーンが多かったと思います。やっぱりプレッシャーがある中で、自分たちもアタックプレッシャーを持ってアクション使ったり、前でプレーすることができていたので、そこが良いテンポになった要因かなと思います。
ーー一方で後半はミスが多かった印象ですが、外から見ていかがでしたか
やっぱりFWの部分での勢いというのが前半に比べて少なくて、相手にプレッシャーかけられる部分が多かったと思うので、そこがミスに繋がった原因かなと思います。
ーー次戦への意気込みをお願いします
まだ優勝してないので、今回出た課題をしっかり潰して、勝って優勝できるようにしたいです。
【早稲田スポーツ新聞会】
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