
第9回

学生3大駅伝で実際に使用した鉄紺のたすき(左が箱根駅伝、右は全日本大学駅伝で使われたもの)【写真:松本健太郎】
近年では、「卒業後に実業団で競技を続けたいから東洋大を選んだ」、「東洋大の攻めの走りが好きだ」など、明確なビジョンを掲げて入ってくる選手が増えました。多くのOBが実業団で頑張っているおかげだと思いますし、うれしい限りです。
就職先を決める際には、関東に残るのか、地方出身の選手なら地元に帰るのか。第一にその選択から始まります。
地方出身者の場合は、たいていが地元の実業団を希望しますし、実業団側も地元出身の選手に声を掛けることが多くなります。競技を引退したあと、そのまま社業に専念しようと思えば、どうしても地元に戻る傾向にあります。
大学卒業後は走るだけでなく、しっかり学ぶこと、学ぼうとする意欲を持つことが求められます。
競技をやっている間に、同期入社の社員はどんどん仕事を覚えていきますし、先に出世していきます。競技を引退した後、年下の社員に仕事を教えてもらうことになるかもしれないし、一から仕事を覚えなくてはならないかもしれない。そういう覚悟を持ったうえで、競技に取り組んでいかなくてはなりません。
私としては、どの実業団チームに進んでも長く競技を続けてほしいと願っています。
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