岡田メソッド
プロローグ
東京五輪の男子マラソン代表(中村匠吾・服部勇馬・大迫傑)全員が経験し、今や多くの国民が注目する箱根駅伝。この箱根駅伝において、監督就任以来、優勝3回、準優勝5回、3位2回、シード落ちなしの成績を誇り、その緻密かつ意表を突く区間配置などから「知将」との異名をもつ東洋大学・酒井俊幸監督。それだけでなく、柏原竜二、設楽兄弟、服部兄弟、昨期の学生長距離界のエース相澤晃など、多くのトップランナーを育ててきた。そんな酒井監督のチームならびに選手育成のメソッドとその指導哲学を書籍「怯まず前へ」から一部を抜粋して公開するとともに、新チームとなった現在の状況と今後の展望をインタビューで追加する。
一覧
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【まえがき】駅伝を通じて「心を作る」―― 東洋大・酒井監督が目指す育成とは?
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【第1回】「柏原に頼っていてはいけない」 箱根で学んだエースを活かすチーム作り
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【第2回】2011年の早大・渡辺監督に見た「覚悟」 指導者の本気が勝敗を分ける
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【第3回】「その1秒をけずりだせ」 東洋大の伝統に込めた思い
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【第4回】東洋大の目指すチーム論 継続的に勝つために必要なこと
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【第5回】柏原竜二が見せた涙の意味 「本気」がチームを成長させる
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【第6回】設楽兄弟を支えた選手の存在がチーム力を左右した
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【第7回】留年して臨んだ、リベンジの箱根駅伝 人間は覚悟が決まると大きく変わる
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【第8回】服部勇馬と「本気」で挑んだマラソン 東京五輪代表につながる最初の一歩
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【第9回】東洋大に受け継がれる「鉄紺の絆」 企業で大切にされる人材に
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【第10回】相澤晃が作り上げた“強い体” 世界を目指すきっかけは2019年箱根駅伝
酒井俊幸監督、特別インタビュー
怯まず前へ 常に結果を出し続けるチームと強い心の作り方
32歳という若さで東洋大学陸上競技部(長距離部門)の監督に就任し、翌年の箱根駅伝で優勝。その後も「箱根駅伝において10年連続で3位以内」「学生3大駅伝(箱根駅伝・全日本大学駅伝・出雲駅伝)ですべて優勝」という驚異的な記録を達成した著者が実践するチーム作りと指導法。東京五輪内定(マラソン:服部勇馬選手、競歩:川野将虎選手、池田向希選手)選手を輩出した、世界で活躍するための考え方も収録。スポーツナビ未掲載を含む全6章。
出版社:株式会社ポプラ社
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